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異世界転生したドロンジョが舞踏会で王子にドキリ…ドラマチックな出会いに「ドレス姿が美しい」の声【漫画】

  • 2025.4.2
『ドロンジョさまは転生しても悪役令嬢のままだった 3話』より (C)タツノコプロ(C)香月 心/マッグガーデン

【漫画】異世界でも変わらずに“悪役”令嬢ぶりを魅せつけるドロンジョの話が「ドロンジョさま懐かしい」と話題に

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回はWEB雑誌「MAGKAN」にて連載中の『ドロンジョさまは転生しても悪役令嬢のままだった』(マッグガーデン刊)の3話を紹介する。『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』などで知られる原作のタツノコプロが、1月23日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、6000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、作画の香月心さんと担当編集の方にインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

舞踏会で圧倒的な美しさを魅せつけるドロンジョ

『ドロンジョさまは転生しても悪役令嬢のままだった 3話』より (C)タツノコプロ(C)香月 心/マッグガーデン

異世界に転生したドロンジョは、レディ・スキー子爵に自身との婚約を破棄されてしまった。そこで舞踏会で1番活躍することによって、逃がした魚の大きさを知らしめようと悪だくみ。さっそく華麗な衣装で着飾り、ボヤッキーとトンズラーを連れて会場へと向かう。

持ち前の美貌と甘い言葉で会場の女性を魅了していたレディ・スキー子爵だったが、会場に足を踏み入れたドロンジョを見て思わず驚く。ドレスで着飾ったドロンジョに瞳を奪われたレディ・スキー。慌ててドロンジョに言い寄るものの、ドロンジョは一方的に婚約破棄されたことを周囲の人間に広めながら彼から離れてしまった。

そんな中、会場に王子が現れる。続けてドクロストーンの靴も用意され、ドロンジョは慌てて近づこうとするも人混みに阻まれてしまう。機転を利かせて声をあげながら倒れ込むと、王子はすぐさまドロンジョに近づいて「大丈夫ですか?」と声をかける。思惑通り王子に接触することに成功したのだが、思いのほかカッコイイ王子に見とれてしまうドロンジョ。しかし王子もドロンジョの美しさに胸を高鳴らせていて…。

このドロンジョの転生物語を読んだ人たちからは、「ドレス姿が美しい」「ドロンジョさま懐かしい」「あまりにも違和感がない」「ファンとしてあまりにも気になりすぎる」など、多くのコメントが寄せられている。

元祖悪役令嬢のいつまでも失われないカリスマ

『ドロンジョさまは転生しても悪役令嬢のままだった 3話』より (C)タツノコプロ(C)香月 心/マッグガーデン

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?

以前から「タイムボカンシリーズ」のコミカライズについて考えていたのですが、なかなか上手い切り口が見つからずにいました。そこに悪役令嬢モノのブームが来て、元祖悪役令嬢といえばドロンジョ様でしょ!という合わせ技で企画を立案し、タツノコプロ様へ打診したのが始まりです。国民的キャラクターなので、原作ファンの方に受け入れてもらえるか不安でしたが、ありがたいことに原作ファンの方からの嬉しいお言葉もたくさんいただいております。

ちなみに、「脳内再生余裕」というコメントをよくいただきますが、ドロンジョさまたちの台詞まわしは香月先生が完璧に踏襲してくださっていて、台詞の修正が入ることは基本的にありません。ストーリーも香月先生とヤッターマンのアニメを全て見直し、原作愛を大切にしながら考えているのですが、ネームが上がってくる度に、香月先生の原作への解像度の高さに驚いています。

また、本作は香月先生のオリジナルキャラクターも多く登場し、原作をあまり知らない人でも楽しんでいただける悪役令嬢コメディに仕上がっていると思いますので、ぜひ手に取っていただけると幸いです。

――香月先生がストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。

キャラクターとのバランスです。入れたい展開を優先するあまりキャラクターの性格や言動が弱くなってしまうことがあるので、流してしまわないよう気をつけています。

――第3話でドロンジョ様が堂々とした姿で会場に足を踏み入れるシーンが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

悪役令嬢ものということもあり、ビジュアルで楽しんでもらうためにも衣装デザインにこだわっています。ドロンジョ様のドレスには特に力を入れており、舞踏会のドレスの時はいくつか案を作って担当編集者さんと相談しながらデザインを決めました。どのキャラクターもかわいい面とかっこいい面を持っているので、衣装もそれぞれの魅力が引き立つ物になればいいなと考えています。

――本作では、王子様の爽やかなルックスに強く惹かれました。人物を描くうえで意識していることをお教えください。

王子様の場合は、眉毛を太くきりっと描くことです。ドロンジョ様なら口紅、ボヤッキー・トンズラーなら鼻、輪郭…など各キャラごとに必ず一つはチャームポイントがあるので、オリジナルキャラを出す際にも一つ目立つ特徴をつけるように意識しています。

――今後の展望や目標をお教えください。

最新話あたりはちょうど盛り上がってきたところなので、このままラストまで走り切るのが目標です!

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

『ドロンジョさまは転生しても悪役令嬢のままだった』をお読みくださり、ありがとうございます!読者のほとんどの方は、ヤッターマンのキャラクター達が好きでこの作品を読んでくださっていると思います。私も大好きな作品なので描いていて緊張するのですが、キャラクターの普段とは違う一面や原作ネタなどを拾ってもらえるのはとてもうれしく、話数を重ねるごとにキャラクターを好きな気持ちが強くなっています。どうか読者の方も同じように、この作品がドロンジョ様たちを更に好きになるきっかけになっていましたら幸いです。ご感想やお手紙、とても励みになっております…!!これからも応援していただけると嬉しいです。

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