第89回アカデミー賞で作品賞に輝いた『ムーンライト』(16)や、ディズニーの実写版『ライオン・キング:ムファサ』(24)を手掛けたバリー・ジェンキンス監督がA24とタッグを組む次回作『Be My Baby』で、ゼンデイヤが主演を務めることがわかった。「Deadline」が報じている。
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本作は、1960年代に大ヒットを記録し、いまも歌い継がれている同名楽曲で知られるロネッツのメンバーで、2022年に亡くなったロニー・スペクターを描いた物語。スペクターが1990年に発表した自伝を基にしながら、彼女と1968年から1974年まで婚姻関係にあった音楽プロデューサーのフィル・スペクターとの関係がメインに描かれるとのこと。
生前に自身の伝記映画の企画を進めていたロニー・スペクター本人からロニー役に指名されたというゼンデイヤは、プロデューサーも兼任し企画段階から作品に携わる予定。脚本を務めるのは、『サスペリア』(18)や『ボーンズ アンド オール』(22)など、ルカ・グァダニーノ作品を手掛けてきたデヴィッド・カイガニック。
ジェンキンス監督と初タッグとなるゼンデイヤは、「ユーフォリア/EUPHORIA」、すでに撮影が終了している『The Drama』に続いてA24と3度目のコラボレーション。現在はクリストファー・ノーラン監督の『The Odyssey』の撮影中で、今後もMCU版「スパイダーマン」の最新作や「シュレック」シリーズの最新作、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「デューン」シリーズ第3作など超大作への出演が後を絶たない。
また、『aftersun/アフターサン』(22)や『オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルト』(23)、先日のサンダンス映画祭でお披露目された『Sorry, Baby』と、A24製作・北米配給作品でプロデューサーを務めてきたジェンキンス監督。監督作でA24と組むのは『ムーンライト』以来となる。
詳しいストーリーや制作時期、ならびに公開スケジュールなどは未定の『Be My Baby』。今後届けられる続報に注目だ!
文/久保田 和馬