季節の変わり目は、なぜか髪の毛が抜ける量が多い気がしませんか? 花粉や寒暖差などの影響は、体調だけでなく“髪の毛”にも影響を及ぼします。
男性の発毛治療をメインに行うDクリニック東京院長で頭髪治療の専門家・小山太郎医師が、“春の抜け毛”に関する原因と対処法を紹介します。
“春の抜け毛”、なぜ多い?
花粉・黄砂の影響
髪や頭皮に付着した花粉が頭皮の炎症や痒みを引き起こし、髪の毛の成長が妨げられ抜け毛に繋がってしまう場合があります。
頭皮や髪をしっかりと洗い花粉を落とす、保湿するといった対策を行ってみると良いでしょう。
寒暖差や新生活などのストレス
寒暖差による気温の変化や生活環境の変化は自律神経の乱れ、抜け毛を引き起こします。日常のケアとして、バスタイム時に頭皮マッサージを取り入れてみると良いでしょう。
頭皮マッサージにより、頭皮の血行促進とリラックス効果が期待できます。休日に仕事を離れて趣味を楽しむなど、ストレスをうまく軽減していく工夫も大切です。
髪の毛の生え変わりの周期
髪の毛の生え変わりの周期を「ヘアサイクル」と呼びます。
正常なヘアサイクルのもとでは毎日約100本程度の髪の毛が抜け落ちます。春先に抜け毛が増えたとしても、この範囲内であれば問題ありません。
これを上回る抜け毛が続く場合、医療機関の受診をお勧めします。
男性ホルモンが原因の脱毛症もある
小山先生のコメントは以下の通り。
小山先生:抜け毛が多い季節は夏の終わりから秋とされていますが、どの時期に抜け毛が多くなるかについては個人差があり、春先に抜け毛が増加することもあります。
髪の毛は2~5年かけて成長し、やがて抜け落ちると、また新しい毛が生えてきます。このサイクルをヘアサイクル(毛周期)と言います。
抜け毛の数は日によってバラツキがありますが、正常なヘアサイクルであれば一日100本くらいとなります。
この場合は、抜けていく毛と新しく生えてくる毛とで本数が保たれ、短期間に薄毛が進行することはありません。これを上回る抜け毛が続く場合は、急性休止期脱毛を疑います。
原因としては、「花粉症」による頭皮の炎症や、季節の変わり目に見られる「寒暖差」や職場の異動など生活環境の変化に伴う「ストレス」による自律神経の乱れなどが挙げられます。
急性休止期脱毛の場合、一時的に薄毛が進行することがあるものの、通常は数カ月で毛量が回復してきます。
他に、男性の場合は男性ホルモンが原因の男性型脱毛症で抜け毛が増えることがあります。この場合は、短期間でも薄毛は進行しますし、放置していても毛量が回復することはありません。
いずれに該当しているかは、抜け毛の経過や、頭皮と頭髪の状態などから判断します。
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<Edit:編集部>