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ヘンリー王子、慈善団体サンタバリーの理事長から批判される

  • 2025.3.31
Prince Harry, Duke of Sussex speaks at the Sentebale ISPS Handa Polo Cup 2022

ヘンリー王子が、亡き母ダイアナ妃の遺志を継ぎ、2006年にレソト王室のセーイソ王子とともに立ち上げた慈善団体サンタバリー。王子たちのパトロン辞任、理事長と理事会との対立が報じられる中、批判の矛先がヘンリー王子へ向けられている。理事長のソフィー・チャンダウカが、3月29日(以下、現地時間)発売の「フィナンシャル・タイムズ」紙で「この団体の最大のリスクは、パトロンが持つ有毒性だ」と語った。

これまでの報道によると、ジンバブエの企業財務弁護士であるチャンダウカは、2023年7月にサンタバリーの理事長に就任。今年2月、彼女の就任後に財政状態が悪化したとして、理事会が彼女の辞任を要請したが、彼女はこれを不服として解任手続きを阻止するために法的手段に訴えたそうだ。これを受け、理事たちはこの裁判によるさらなる財政的困難を避けるためとして辞任を発表。ヘンリー王子とセーイソ王子も理事らを支持し、先週パトロン辞任を明らかにした。

先週の声明でも、サンタバリー内部に権力の乱用や違法行為、不始末、いじめ、ハラスメント、女性嫌悪、黒人女性に対する嫌悪があったと訴えていたチャンダウカだが、「フィナンシャル・タイムズ」のインタビューでは、王室を離脱したヘンリー王子夫妻に対する世間の反発が、新たな寄付の獲得や上級職員採用の妨げになっていると主張。さらに王子夫妻と彼女の間で緊張が走ったことが、今回の騒動の遠因になったと訴える。

ヘンリー王子は、サンタバリー主催のチャリティポロカップにたびたび出場してきたが、昨年4月に行われたポロ大会では、表彰式でメーガン妃がチャンダウカをヘンリー王子から遠ざけようとしたとされる姿がキャッチされ、注目を集めた。メーガン妃に否定的な言説がネット上で拡散されたため、王子はチャンダウカに対し、声明を発表するよう求めたそうだが、彼女はこれを拒否。「サセックス夫妻のPRマシーンの一部になるという前例を作るつもりはない」と主張したことが、関係悪化のターニングポイントになったとしている。

ピープル』によると、理事会側に近い情報筋は、サンタバリーはもともとヘンリー王子の存在に依存しており、ポロカップのようなイベントでは王子が出場することでスポンサーが集まり、回顧録『SPARE(原題)』からも150万ドル寄付されたと指摘。「彼女にリーダーとしての信頼と確信が欠けている」ことが原因で「財政の悪化」を招いたとし、当初は水面下で辞任に向けた交渉を持ったと主張。チャンダウカによる暴露は「想定内であり、これを念頭に置いて共同決定に至った」として、「理事たちは慈善団体の最善を考え、辞任の姿勢を固持しており、真実による審判が下るのを待ち望んでいる」と明かしたそうだ。

なおチャンダウカは、3月30日放送の「スカイニュース」でもインタビューを受け、王子らが事務局や関係者に無断で辞任の意と自らの主張を報じさせたと非難。彼女やサンタバリー関係者540人とその家族に対する「大規模なハラスメントであり、いじめ行為である」と述べている。

Text: Tae Terai

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