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40代、苦手なフレアデニムを克服したい! お尻がキレイに見える【ディーゼル】でひとり試着祭り

  • 2025.4.1

BOHO(ボヘミアン<Bohemian>とソーホー<SOHO>を組み合わせた造語)が久しぶりにトレンド入りして、これまた久しぶりに注目度が高まっているフレアデニム。視覚効果で脚長シルエットを狙えるのが最大の魅力ですが、筆者は苦手なアイテムなんです。もちろんフレアデニムをはいたことはあります。が、それは20代前半の話で太ももにハリもあったし、お尻もプリッと上向きだったからなんとか似合っていたのでしょう。ほら、フレアって、太ももとお尻がとても重要。今は40代半ばでだいぶメリハリのないカラダになってしまいましたが、もう一度フレアデニムをはきたい衝動が抑えきれず。
 
そこで、オトナミューズ編集部員に相談してみたら「ディーゼルで解決できるかも!」とアドバイスをもらったんです。思えば【ディーゼル】は、デニムをファッションに昇華させた立役者ともいえるブランド。海外スナップでイケてるモデルたちがこぞって【ディーゼル】をはいていて、筆者も生まれてはじめて2万円以上のデニムを購入しました。そして最後にはいていたフレアデニムも、なんと【ディーゼル】。これも何かのご縁! ということで、早速アポを取ってひとり試着祭りを開催してまいりました。
 
そしたらですよ、40代が選ぶべきフレアデニムの最適解がわかったんです。そちらは最後にお伝えするとして、まずは試着したデニムの感想をドドーンとご紹介。今回はディーゼルで展開しているフレアデニム「1978 D-AKEMI」と「D-AKII」に加え、今一番売れている「1996 D-SIRE」もはかせていただきました。自分なりの発見もいろいろとあったのですが、結論から言うと、やっぱりディーゼルは素晴らしかったです。その理由も言及しておくので、どうぞ最後までお楽しみください!

「1978 D-AKEMI」¥35,200(ディーゼル)

「1978 D-AKEMI」のブラック/ダークグレー。美シルエットが映えるほどよいヴィンテージ感が最高!

「1978 D-AKEMI」はブラック/ダークグレー、ライトブルー、ダークブルーの3色をはかせていただきました。デザインやシルエットは同じでも、色が違うと印象もガラリと変わるのが面白かったです。そもそもこのモデルは、裾に向かって広がるフレアが女性らしいところが特徴。腰まわりのフィット感は高めでしたが、それ以外はゆったりとしているので大人も取り入れやすく、かつ全体のバランスもいいので視覚的なスタイルアップも狙えます。あと、コットン100%のデニムの風合いに見えますが、じつはストレッチ入り。なので、はき心地はかなりよかったです。
 
3色の中で一番気に入ったのが、このブラック/ダークグレー。その理由は単純で、一番スタイルよく見えたから(笑)。色落ちやダメージがハードすぎないのがポジティブに働き、シルエットの美しさがより引き立っていたんですよね。とはいえ、欲しいところにヒゲが入っていたり、ウエストやポケットにもちょっとしたダメージがあったのもツボ。デニムならではのこなれ感もあり、さすが【ディーゼル】と思った1本でした。

横から見るとシルエットの美しさがより引き立ちますね。あと、なんだかお尻がキュッとしまって見えているような。最近太った&トレーニングをサボっていたのに、これはすごい!!

「1978 D-AKEMI」¥46,200(ディーゼル)

「1978 D-AKEMI」のライトブルー。ほぼ白だけど膨張しない大人もはけるブリーチデニム

続いてはライトブルーを。じつはこれ、『オトナミューズ5月号』の「スタイリスト樋口かほりと楽しむDIESELの春デニム」(P73参照)で本田翼さんがはいていたデニムと同じモノなんです。スタイル抜群の彼女がカッコよく着こなしていたので、ひそかに気になっていました。
 
ディーゼルらしいハードなブリーチを施しているのが特徴で、今回はいた同じモデルの中で一番ファッション性が高い色でした。ライトブルーというよりほぼ白で、腰まわりからチラッと覗くブルーが絶妙なアクセントになっていますよね。そのおかげでメリハリも生まれていますし。この手の色って膨張して見えるのが懸念事項だったりしますが、これにいたってはその心配は無用。むしろ腰まわりのブリーチ感により、とても洒落た顔つきになっています。

こちらはモデルさんが着用するためのサンプルなので少し丈が長いのですが、サイズはブラック/ダークグレーと同じ26でレングスは28です。ほぼ白でフィット感が高いのでバックスタイルの見え方が心配だったけど、このモデルはやっぱキレイですね。お尻の見え方もイイ感じ!

「1978 D-AKEMI」¥35,200(ディーゼル)

「1978 D-AKEMI」着まわし力を重視するならダークブルーが一番オススメ!

ブラック/ダークグレーに並んで、スタイルアップ効果を実感したダークブルー。やっぱり少し濃いめの色味のほうが締まって見えるので、40代のゆるんだカラダにはイイのかも。加えて、色落ち感にメリハリがあるというのも特筆すべきところ。それによっておなじみのダークブルーでも単調に見えず、かつ分量のあるフレアシルエットをすっきり見せていると思います。あと、なんだかかんだ合わせやすいのはダークブルーかな。イイ意味でスタイリングの邪魔をせずにどんなトップスも魅力的に見せてくれる気がします。
 
というわけで、それぞれの色に持った感想を。クールに着こなしたいならブラック/ダークグレー、まわりと差がつくモードに着こなすならライトブルー、デニムならではの汎用性を重視するならダークブルーがハマると思います。いずれにせよ、すべて絶妙なヴィンテージ感&キレイなフレアシルエット&抜群のはき心地だったので、全力でオススメしたいモデルです!

ダークブルーもシルエットは文句なしの美しさ。バックスタイルは太もも付近が濃いめなので、よりお尻が上がって見えるかもです。それにしても筆者の体型には、淡い色より濃い色ですね

「D-AKII」¥35,200(ディーゼル)

「D-AKII」センターラインで脚長!軽やかなライトブルーもこれからの季節と好マッチ

続いて登場したのは、これまた『オトナミューズ5月号』で本田翼さんがはいていた(P72参照)「D-AKII」。このモデルの魅力は、なんといってもフロントとバックに入れられたセンターラインです。これが美脚スラックスなどに見られるクリースのような働きをしてくれるので、ボリュームのあるフレアデニムながらすっきり見えるんですよね。さらに脚のラインをまっすぐ脚長に見せる効果があるのもうれしいポイント。「1978 D-AKEMI」に比べると股上が浅く、フレア感も強めな印象でした。
 
こちらもライトブルーとミディアムブルーの2色をはいてみました。まずライトブルーは、春夏らしい軽快さが◎。分量があるボトムスってどうしても重く見えてしまうのですが、このライトブルーは見た目も軽やか。フロントは膝付近、バックはヒップ付近の色を浅めにしているのでメリハリもありますし、よりスタイルアップが狙えると思います。

この画像を見て思ったんですけど、ディーゼルってどのモデルもヒップポケットの位置が絶妙じゃないですか? そのおかげでお尻が上向きに見えますし、カタチもキレイに見せてくれている気がします。これは40代にはうれしい発見でした!

「D-AKII」¥39,600(ディーゼル)

「D-AKII」大人に似合うダークブルーはリネン混ではき心地も爽やか!

ダークブルーの深みのある色みがそうさせるのか、ライトブルーに比べるとどこか大人っぽく感じます。とはいえ、軽くウォッシュをかけたような表情も持ち合わせているので、デニム特有のこなれ感をきちんと持ち合わせているというのもミソ。そしてダークブルーはリネンを混紡したデニム生地を使用しているのも特徴で、コットン100%とはひと味違う独特な風合いを楽しめるんです。なんだか着心地も爽やかですし、今年も猛暑が予想される夏まで活躍させるなら、こちらがオススメ!
 
それにしても「D-AKII」の美脚&脚長効果はすごいですね。先ほど股上が少し浅いとお伝えしましたが、20年前に比べるともちろん深いですし、大人も抵抗なく取り入れられる股上になっていると思います。ポケットをはじめ、デザイン性も高めのモデルになっているので、他のフレアデニムとは一線を画す存在感をアピールできるはず!

ダークブルーのサイトもバックも文句なしの美しさ。何度もいいますが、マジでお尻がキレイに見えるデニムだと思います

「1996 D-SIRE」¥57,200(ディーゼル)

「1996 D-SIRE」ルーズでも脚長&すっきり見えを叶える加工が秀逸!

番外編として、今一番人気のモデルも試着させていただきました。それが、これまた『オトナミューズ5月号』で本田翼さんがはいていた「1996 D-SIRE」です。こちらはリラックスフィットになっていて、腰まわりもシルエットもかなりルーズな仕上がり。となると、下半身がボリューミーに見えるのでは? と思うかもしれませんが、そこは【ディーゼル】。切り替えのように施した濃淡が縦のラインを強調し、すっきり見え&脚長も叶えてくれるんです。何より腰まわりにゆとりがあると、やっぱり40代は安心しますね(笑)。
 
あと、びっくりしたのがはき心地。リラックスフィットなので窮屈感は一切ないのですが、肌あたりが抜群だったんです。デニムとは思えないほどソフトでなめらかな肌触りというか。で、プレスの方に聞いてみたら、リヨセルが混紡された生地だったんです。見た目とは裏腹の軽やかさも持ち合わせているので、一度脚を入れたら虜になること請け合いですよ!

じつはこのモデルも、裾に向かって少しフレアに広がっているようで。これを見てわかると思いますが、そのおかげでシルエットが抜群にキレイ!

「1996 D-SIRE」¥51,700(ディーゼル)

「1996 D-SIRE」シルエットと相まって旬度も満点な味のあるブラウンカラー

デニムって色々なヴィンテージ感があると思うのですが、筆者が苦手なのが土で汚れたような加工。インディゴがちょっとブラウンがかっているように見えるのが魅力ですが、これがどうも苦手でして。なので、これまで一切はいてきませんでしたし、このモデルを出されたときも正直「これは好みじゃない」と思ってしまいました(すいません!)。
 
が、はいてみたら考えは一変。「ブラウン、イイじゃん! 」となりました(単純)。その理由は、部分的ではなく全体が大胆なブラウンカラーだったからです。薄汚れて見えるブラウンじゃなく、これは味のあるブラウンのデニム! と思えるほどの発色。しかもこの春夏はブラウンが一大トレンドになっていますし、こちらもモデルは「1996 D-SIRE」なのでシルエットも最高! となれば、購入しない手はありませんよね。コットン100%のしっかりとした風合いで存在感も抜群なので、このデニムを主役にした着こなしを楽しみたいと思いました。

フロントはけっこう激しめの加工が入っていましたが、バックスタイルはかなりシンプル。そのギャップが楽しめるのも、このモデルの推しポイントです

結論:40代のフレアデニムは腰まわり以外はゆったりめをチョイスしよう!

今回は7本ほど試着させていただき、40代が選ぶべきフレアデニムがわかりました。それは腰まわり以外はゆったりとしていること。昔のフレアデニムって、腰まわりと太ももがタイトだったじゃないですか。それって20代や30代は似合うと思うんです。が、40代はタイトな部分が2カ所もあると、メリハリのない体型がより目立っちゃう。なので、【ディーゼル】ではかせていただいたモデルのように、腰まわり「のみ」がタイト、なのがベストですね。
 
そして久しぶりに【ディーゼル】のデニムをはきましたが、やっぱイイ! デザインやシルエットはもちろん、加工にもこだわっているので、存在感は唯一無二。デニムスタイルをワンランク上に導けるモデルの宝庫だと思いました。というわけで、みなさんもぜひ【ディーゼル】でフレアデニムを試してみてください。筆者のように、きっとトリコになりますよ!

text:KYOKO CHIKAMA

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