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「だってママ…」妹にブチギレたやさしい息子。ただの喧嘩かと思いきや…息子の言い訳に涙した理由とは

  • 2025.4.1

当時5歳の息子は、妹が生まれて大喜び。私はいつも子どもたちの仲睦まじい光景に癒されていましたが、3年後のある日、息子の口から思いもよらぬひと言が。これは、息子の言葉をきっかけに、今までの子育て方法を見直したお話です。

息子が突然冷たい言葉を…。一体なぜ?

息子が5歳のときに、娘を出産。ずっと妹が欲しいと言っていた息子は、女の子が生まれると知ったとき、大喜びでした。娘が生まれてからは、息子は妹がかわいくてたまらないのか「にいにだよ。かわいいね」と、娘のそばを離れることはありません。

3年後、成長とともに主張が激しくなっていく娘を冷たくあしらう場面もありましたが、最終的にはやさしく対応してくれる息子。ところが、ある日私と子どもたちの3人でお風呂に入っているとき、3歳になった娘が「にいにが! にいにが!」と必死に大声で叫びます。それに対して息子が、「うるさい! もうお兄ちゃんやめる!」と言い放ったので、私は強い口調で息子に注意しました。

その後、息子と2人で話をすることに。息子は、あとで貸してあげると約束したおもちゃを娘に無理やりとられたのだと教えてくれました。私が「だから、お兄ちゃんやめるなんて言ったの?」と聞くと、「だって、妹は僕が嫌だと思うことばっかりするの。なのにママはいつも妹の味方……」とポツリ。

息子の話を聞いて、兄妹間でトラブルが起きても無意識に幼い娘を優先し、息子ばかりを怒っていたことに気づかされた私。息子がずっと我慢していたことを知り、今までの対応を反省しました。それからは兄妹間でトラブルがあったとき、子どもたちそれぞれの意見を聞いたうえで解決に努めるように。そのおかげか、たまに喧嘩をすることもありますが、その回数は減り、仲良く過ごしています。偏った情報だけで物事を判断せず、子どもたち両方の話を聞いたうえで問題解決に導くことは、今後の子育てでも大切だと考えさせられた出来事でした。

著者:こばたあかり/30代女性・主婦。ソフトボール命の10歳の長男と、お姫様になることを夢見る6歳の長女の母。18歳から約15年福祉業界に携わり、退職を機にライターとして活動中。

作画:ひのっしー

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

ベビーカレンダー編集部

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