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『深い谷の間に』主演マイルズ・テラーの素顔とは?【よしひろまさみちの素タ〜の思い出】

  • 2025.3.31

取材現場でのスターはスクリーン上とは別顔。素うどんならぬ素ターのこぼれ話です。素ターのリクエストもお待ちしておりましてよ。

今回インタビューさせていただいたマイルズ・テラー。2014年の代表主演作『セッション』が4月4日からデジタルリマスター版(4K&ドルビーアトモス)で再上映されることが決まりまして、にわかマイルズ・テラー祭りなんですね。

で、そんな彼と最初に会ったのも『セッション』。もう11年前なのね、懐かしいわ〜。で、次に会ったのは、みんな大好き『トップガン マーヴェリック』(22)。で、今回となりまする。

スクリーンで見る彼って、ぶっちゃけとびきりのグッドルッキングガイ、ではないのだけど、会うとあら不思議。べっくらこくほどいい人&イケメン。いやー、このギャップで一気にやられちゃうのよね。毎度のことなんだけど、気遣い完璧。っていうか、気ぃ遣い過ぎよ〜、っていうのが彼のいいところ。

『セッション』は初の主演大作だったこともあってずぶずぶに緊張されていましたが、『トップガン〜』のときなんて若手飛行機野郎どもと一緒の取材だったもんだから、自分よりも名が通っていない俳優に話をふりまくる。それが迷惑なときもあるんだけど、この作品の場合は大正解。

ひとりでなんでもできちゃうスーパースターことトム・クルーズの教え子達だから、みんなこぞってトムの話をしてくれてねぇ。そのなかでも座長扱いだったマイルズは、ごちゃごちゃしたトムのエピソードを、最後にキレイにまとめてくれちゃうのよ。こんなハリウッド俳優、なかなかいないのよね。だって、基本「俺が! 私が!」って前のめりになる業界だもの。

で、今回のインタビューはじつはアニャ・テイラー=ジョイとペアでの取材。ブラジルでイベントの最中、2人とも交通渋滞にハマり、都合1時間以上遅れましてな(どんどこ延びる待ち時間に「蕎麦屋の出前かよ」ってつぶやいてしまったんですが)。

ようやく現れた2人は開口一番「ごめん! これがブラジルって感じの渋滞だった。なんでも聞いて!」。あ〜ん、許すわ〜。しかも、2人は旧友同士で、いちゃこらしてんじゃね? ってくらいに仲よしだったの(共に既婚者なのでガチ親友)。今回のインタビュー、その空気感出てるかしら?

text : YOSHIHIRO MASAMICHI

illustration : KURO NOHARA

web edit : KIMIE WACHI[sweet web]

※記事の内容はsweet 2025年4月号のものになります。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

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