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ラフ・シモンズが選んだ次なるステージとは?

  • 2016.4.20
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昨年、ディオール(DIOR)のウィメンズクリエイティブディレクターを退任したラフ・シモンズ。彼の次なるステージは、6月にフィレンツェで行われるピッティ・イマージネ・ウオモ(Pitti Immagine Uomo)だ。ラフはそこで、自身のブランド「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」2017年春夏メンズコレクションを発表する。

「フィレンツェは、僕の心の中の特別な場所を掴んで離さないんだ。コレクションを発表するため、そして僕の考えを鏡のように映し出してくれるベンチャー企業たちとコラボレートするため、何年もこの地(フィレンツェ)に戻ってきているよ」と話すラフは、「2017年初夏コレクション発表と同時に、ピッティのために特別なプロジェクトを考えているんだ。またフィレンツェに戻って来れることにとても興奮している」と語る。

ラフは、ディオールを去った要因の1つとして「時間がなさすぎるのと自由がなさすぎる」と2月に発売された『Tマガジン』で堂々と明かしている。「他のブランドのクリエイティブディレクターとして働き始めると、自分が手掛けたものがどれだけ自分のものではなくなるかってことに気付く。僕が持つ規則に反してしまうんだ。クリエイティブディレクターとして必死に働くこともできるし、自分らしさも表現できる。でもそれは同じことではないんだ。自分のブランドとの違いに気付くよ。あくまでクリエイティブディレクターであって、それ以上のことを望んでいたわけではないが、自分のブランドには保守的になる。私が本当にやりたいことをブランドでやるということは、それが自分の歴史、ブランドの歴史、そして自分自身がしていることに直接関係してくるんだ」とラフは話す。

一方、ラフが抜けたディオールだが、現在も後任は発表されていない。

UK VOGUEの元記事はこちら。

Text: Scarlett Conlon Translation: Aya Tsuchii

参照元:VOGUE JAPAN

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