セレーナ・ゴメスが最新のインタビューで、日常的に直面しているジェンダーにまつわるダブルスタンダード(男女の不公平な扱い)について率直に語った。さらに、自身の外見を批判してきた人たちに対し、言葉で“中指を立てる”ような痛烈なメッセージも投げかけた。
「私の体重は大きな“問題”なの。みんなが何かしら言いたがる。それが本当に悲しくて——いや、悲しいというよりも、私は被害者ぶるつもりはないけど正直ちょっと苦々しく感じるようになってしまったの。それを口にすることに罪悪感もあるけど、事実だから」と、彼女は婚約者のベニー・ブランコとともに新しいアルバム『I Said I Love You First』を宣伝する中で率直に語った。
さらに、ジェイ・シェティのポッドキャスト『On Purpose』に出演した際、ループス(全身性エリテマトーデス)という自己免疫疾患の治療薬の影響で体重が変動することがあると説明した。
「私は健康でいること、自分自身を大切にすることを選びたいの。私にとって薬はとても大事なもので、それが私を支えてくれていると信じているわ」とセレーナは続け、アンチたちに対し、自分の優先すべきことはしっかり理解していると示した。「私はモデルじゃないし、これからもなることはないわ。でも、モデルの人たちは素晴らしいと思うのよ。私はただ、明らかにそういうタイプじゃないだけ」。
映画『エミリア・ペレス』の主演でもある彼女は、SNSとの関係についても語り、現在はスマホにSNSアプリを入れていないことを明かした。それがメンタルヘルスにとってプラスになっているだけでなく、成功しながら日々忙しく過ごしている女性セレブについて、暇を持て余して悪口を書くような“悲しい人たち”の声を遮断する手段にもなっているという。
「私は人間だから、時々目にすることもあるわ。でも、ほとんどの場合、何も気にしないようにしているの。今はスマホに何も入れていないし。だから、対処する方法はいくらでもあるのよ」。
多くの女性が直面する「体型についてあれこれ言われる経験」について、セレーナ・ゴメスはこれまでも常にありのままの想いを語ってきた。オープンに気持ちを伝えながらも、無意味な批判には一切屈しない姿勢を見せるセレーナに、勇気をもらっている人はきっと少なくないはず。