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「フリーランス」という働き方… “転身” を考える人に知っておいてほしい、 かなりお得な《ライフハック》3つ

  • 2025.3.30

収入管理、保険、税金のこと

会社員からフリーランスへ。転身を考える人に知っていてほしいライフハックとは

フリーランスとして働くときに気になるのは、収入の管理や生活の安定性。そして、会社員だとほとんど考える必要のなかった年金や保険、税金の知識も大切です。これからの働き方を考えている人に向けて、意外と知られていないフリーランスのライフハックを3つ紹介します。少しの工夫でお得に、そして安心してフリーランス生活を充実させられる方法です。

1.年金は2年分を一括で払うとお得

フリーランスとして働き始めると、会社員時代とは異なり、自分で国民年金を支払う必要があります。この毎月の支払いが意外と負担だと感じる人も多いのではないでしょうか。しかし、実は「2年分をまとめて前払い」すると、大きな節約ができます。

この節約は、「前納割引」という仕組みによるもので、2年分を一括で支払うと約1万5000円の割引が適用されます。例えば、通常は1年で約24万円の年金保険料が必要ですが、2年分を前納すると約47万円に抑えられ、支払い総額を軽減できます。

さらに、まとめて支払うことで毎月の支払いスケジュールを気にする必要がなくなり、精神的な負担も軽減されるのが大きなメリットです。

支払い方法も柔軟で、銀行口座からの引き落としやクレジットカード払いを選択できます。特にクレジットカード払いの場合、支払額に応じてポイントが貯まるため、割引に加えてポイント分もお得に活用できます。

また、長期的に見ると、この節約は家計の安定にもつながるため、特に余裕があるときには前納を検討してみる価値があります。年金は老後の生活を支える大切な資金。少しでも負担を減らしながら賢く備えましょう。

2.任意保険で前職の保険を引き継げる

充実のフリーランスへ、ライフハックを活用!

フリーランスになると社会保険から国民健康保険に切り替える人が多いですが、退職後も以前の社会保険を「任意継続」という方法で引き継げることをご存じですか? この制度を活用することで、最長2年間同じ保険に加入できるため、フリーランス初期の医療費負担を軽減できます。特に、医療費が3割負担で済むというメリットは見逃せません。

手続きは退職後20日以内に行う必要があり、期限が短い点には注意が必要です。必要書類を準備し、退職時に確認しておくことでスムーズに進められます。ただし、任意継続では保険料が全額自己負担となるため、現行の保険料をよく確認し、選択肢を比較することが大切です。

具体的には、収入や家族構成に応じて国民健康保険と任意継続の保険料を比較するのがおすすめです。例えば、収入が減少している場合は、国民健康保険の方が保険料が安くなる可能性があります。一方で、医療費が高額になりがちな場合は、3割負担が維持される任意継続の方がメリットが大きいことも。

どちらを選ぶにせよ、将来の予測を含めて慎重に検討することが重要です。任意継続保険を利用することで、急激な変化を避け、フリーランス初期の生活基盤を整えることができます。

3.青色申告で受けられるメリット

フリーランスになると避けて通れない確定申告。多くの人が「青色申告」を選んでいますが、これには驚くほど多くのメリットがあります。一番の魅力は、最大65万円の特別控除を受けられる点です。この控除を活用すれば、課税対象額を大幅に減らすことができ、結果として納税額が軽減されます。

さらに、青色申告なら経費として計上できる範囲が広がるのも大きな特徴です。例えば自宅を仕事場として使っている場合、家賃や光熱費、通信費の一部を「家事按分」として経費にできます。また、家族を従業員として雇用し、給与を支払う場合も経費として計上できるため、節税効果をさらに高めることが可能です。これにより、家族全体で節税対策を行うことができ、フリーランスとしての経済的な余裕を生み出します。

青色申告を始めるには、事前に税務署への申請が必要ですが、一度手続きを完了すれば、その後は毎年の節税効果を享受できます。加えて、帳簿作成を適切に行うことで、事業の収支をしっかり把握する習慣がつくという副次的なメリットも。

これからフリーランスとして活動する人は、少し手間を掛けてでも青色申告を選ぶことで大きな経済的効果を実感できるでしょう。税理士や会計ソフトの活用も視野に入れながら、スムーズな導入を目指してください。

(岩井なな)

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