【写真】颯爽と登場し大歓声を浴びる(左から)多部未華子、阿部寛、間宮祥太朗
TBSドラマの合同制作発表会「TBS DRAMA COLLECTION 2025 Spring」が、3月29日に東京・赤坂サカス内BLITZスタジオにて開催され、日曜劇場「キャスター」より阿部寛、永野芽郁、道枝駿佑、岡部たかし、火曜ドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」より多部未華子、江口のりこ、ディーン・フジオカ、一ノ瀬ワタル、金曜ドラマ「イグナイト -法の無法者-」より間宮祥太朗、上白石萌歌、三山凌輝、仲村トオル、総勢12人のキャストが登壇。ドラマの枠を越えたクロストークや質問コーナーなどで会場を盛り上げた。司会は赤荻歩アナウンサー、南後杏子アナウンサー。
永野芽郁「1人でお花見したら悪いですか(笑)?」
イベント冒頭、阿部は「今日はこんなに素晴らしい会が開かれて本当にうれしいです。普段ご一緒しない方とこうやって一斉に登壇して、お話しできることがすごく楽しみです。よろしくお願いします」とあいさつ。
4月13日(日)スタートの「キャスター」(毎週日曜夜9:00-9:54)は、テレビ局の報道番組を舞台に、闇に葬られた真実を追求し悪を裁いていく社会派エンターテインメント。阿部が3年ぶり6回目の日曜劇場主演を務める。
型破りなキャスター・進藤壮一(しんどう・そういち)を阿部、進藤に振り回されながらも奮闘する総合演出・崎久保華(さきくぼ・はな)を永野、進藤を尊敬するジャーナリスト志望の新米AD・本橋悠介(もとはし・ゆうすけ)を道枝が演じる。
阿部は作品について、「報道の裏側とかそういうものを描いていくんですけど、僕は破天荒なキャスターで、真実を追求し、生放送の中で悪を裁いていくという役柄をやっています。社会派のエンターテインメントで武骨な面もありますけど、非常に楽しい作品だと思います」と語る。
総合演出の役どころの永野は、最近自身の周りで起こったニュースを問われ、「昨日、お花見をしました」と回答。「どういった面々で?」と聞かれると、「1人です」と即答し、「1人で…?」とどよめきが起きると、「1人でお花見したら悪いですか(笑)?ジャンボたこ焼きを買って、1人で食べました」と笑顔を見せた。
ADを演じる道枝には、「撮影現場で見た共演者のスクープは?」という質問が飛ぶ。道枝は「阿部さんが現場にフルーツサンドを差し入れしてくださって。阿部さんは甘いものが大好きらしくて、そのフルーツサンドを頬張られていたのが、すごくギャップを感じて驚きました」と暴露。
「甘いものは、それ以外にもバンバン食べてます」という阿部に、永野は「確かに阿部さんよく頬張られてますね。本当に毎日(差し入れを)入れてくれて、お茶場が潤ってます」と感謝した。
ディーン・フジオカ「野獣がたくさんいる」
4月1日(火)スタートの「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(毎週火曜夜10:00-10:57)は、誰かがやらなければいけない“お仕事=家事”をテーマにした新たなお仕事ドラマ。
主人公の村上詩穂(むらかみ・しほ)を演じるのは、約5年ぶりに2度目のTBS火曜ドラマ主演を務める多部。仕事と育児を両立しながら働くママ・長野礼子(ながの・れいこ)役に江口、厚生労働省に勤務するエリート官僚で2年間の育休を取得した中谷達也(なかたに・たつや)役にディーン、詩穂の夫・村上虎朗(むらかみ・とらお)役に一ノ瀬が配役されている。
多部は「私は2歳の子を持つ母親で、専業主婦という道を自ら選んで、パパと娘のために育児に奮闘している母親役なんですけれども、江口さん演じる礼子さんに出会って、自分の家族のあり方や、自分の生きる道ってどうなのかなと考えていきます。前向きになれるドラマになっています」と解説した。
タイトルにある「対岸」というワードにちなみ、「共演者の中で、この人とは対照的だなと驚いたことはありますか?」と問われると、江口は「ディーンさんと一ノ瀬さんですかね。お二人とは違うなと。一ノ瀬さんはすごくピュアで物事を真っすぐ見るんですよね。私はちょっと斜めから見てしまうようなところがあるので、すごくすてきだなと。ディーンさんは同い年なんですけど、視野が広い」とコメント。
また、子どもがたくさん登場するドラマならではの雰囲気を問われたディーンは、「野獣がたくさんいるという感じですね。なかなかコミュニケーションがうまくいかない中で、みんなすごい忍耐力で、作品をより良いものにしようと協力して頑張っている日々です」と明かした。
共演者の話を終始ニコニコと聞いていた一ノ瀬は、「楽しい現場っすね、本当に」と満面の笑み。
上白石萌歌「実家のような空気が流れている」
4月スタートの「イグナイト -法の無法者-」(毎週金曜夜10:00-10:54)は、“争いの火種”があるところへ潜り込み、訴訟を焚きつけ大金を稼ぐ“無法者”な弁護士の姿を描く、ダークリーガル・エンターテインメント。
間宮演じる主人公・宇崎凌(うざき・りょう)が、父親を事故で亡くしたことをきっかけに法の世界を目指し、界隈では“無法者”として知られている怪しげな弁護士事務所「ピース法律事務所」へと足を踏み入れる。
金儲けのために動く事務所のリーダー・轟謙二郎(とどろき・けんじろう)役で仲村、事務所唯一の女性弁護士・伊野尾麻里(いのお・まり)役で上白石、いつもローテンションの事務所最年少弁護士・高井戸斗真(たかいど・とうま)役で三山が出演する。
間宮は「弁護士ドラマではあるんですけれども、法廷でのシーン以上に、声を上げられない人たちだったり、訴訟を起こすことを諦めて生活しているような人の心に火をつけて、どういう思いで、どういう経緯で、裁判に至っていくかというところをすごく丁寧に描いているドラマで、そこが特徴かなと思います」と語った。
ピース法律事務所の雰囲気について、上白石は「法律事務所内ではずっと4人の掛け合いがあって、この4人でそろうと、“あぁ、戻ってきたな”みたいな、実家のような空気が流れているので、すでにいいチームワークになっております」とコメント。
仲村は「僕は人との関係というか、距離感を縮めるのにすごく時間かかるタイプだと自分では思っているんですけど、間宮くんも萌歌ちゃんも凌輝も、割とすーっと距離を縮めてくれて、僕にとってもすごく居心地のいい場所になったし、関係になったし、ありがたいなと思ってます」と感謝した。
三山は「僕、役柄がすごくクールなんですよ。普段だともう少し明るく喋ったりとか、場を楽しくするのが得意というか好きなんですけど、そうなると、現場でローテンションの役をやってるのに、カットがかかったらすごくハイテンションというのがちょっとやりづらくて。しかも、キャラクター的にもムードメーカーな萌歌ちゃんが、最近いろいろなマイブームを現場に持ってきてくれているので、それを和気あいあいとやらせてもらっています」と撮影現場の様子を明かした。