2024年発表の話題作。どことなく日本の風情が漂う商店街や住宅街を、仔猫視点で探索できるコンパクトなオープンワールドゲーム。ある時は街で暮らす動物たちの力を借り、またある時は日向ぼっこでお昼寝。気ままな仔猫になり、家への帰り道を探す。塀の上の植木鉢をひょいっと払い落としたり、乾きかけのコンクリートに足跡をつけたり。いろんな“猫あるある”を、猫視点で体験できる。(山田)/対応プラットフォーム:Nintendo Switch、Xbox Series X/S、Xbox One、PC。
動物の姿をした“迷える魂”を癒やすため、広大な海を冒険するアドベンチャーゲーム。丁寧に描かれたアニメーション表現が素晴らしく、特に主人公と一緒に行動する猫の“ダフォディル”は、一つ一つの所作がとてもキュート。長毛種の猫が活躍するゲームは珍しく、画面内を共に走り回るだけで楽しい気分になれる。2人プレーも可能。(さやわか)/対応プラットフォーム:Nintendo Switch、PlayStation4/5、Xbox Series X/S、Xbox One、PC、iOS、Android。
ファンタジックな色彩の世界で、のんびりと猫カフェを運営するシミュレーションゲーム。難易度は低めで、大きな猫の背中にまたがって移動したり、動物をかついで持ち上げたりといった、奇妙なモーション描写もいい。ゆるくて心地よい音楽も含めのんびりした雰囲気の中で、不思議な猫たちと触れ合える。猫以外にはヤギ、オオカミ、レッサーパンダなどが登場する。(さやわか)/対応プラットフォーム:Nintendo Switch、PlayStation4/5、Xbox Series X/S、Xbox One、PC。
2024年8月にリリースされたばかり。インディー作品とは思えない大ボリュームが魅力の2.5DアクションRPG。海賊になった猫が、広い海を股にかけ財宝を追い求める。一見子供向けのストーリーかと思いきや、後半はかなりシリアスな展開に。どんな衝撃的な場面でも、つぶらな瞳を輝かせる主人公の猫が愛らしい。なお酒場では海賊猫がみんな、ジョッキでミルクを飲んでいる。(さやわか)/対応プラットフォーム:Nintendo Switch、PlayStation4/5、Xbox Series X/S、Xbox One、PC。
猫をこよなく愛するスタッフが、自らの愛猫をモデルに作り上げたというオープンワールドゲーム。家族と離れ離れになった猫が迷い込んだのは、ネオン輝く地下街。かつてそこにいた“人類”の残り香を感じながら、迷い猫はロボットたちの助けを借りて、地上への脱出路を探す。作中で爪を研いだり、眠ったり、狭いところに潜ったり、細かく再現される猫の仕草がたまらない。(山田)/対応プラットフォーム:PlayStation4/5、Xbox Series X/S、Xbox One、PC。
寂れたアメリカの田舎町を舞台にした会話主体の2Dアドベンチャー。猫の姿をした主人公の“メイ”は、モラトリアムな日常を生きるうち、いつしか町を揺るがす事件に巻き込まれていく。作中、メイの姿は適度に擬人化されているが、細かな動きには猫らしい魅力が溢れている。猫好きの心をくすぐるキュートな仕掛けと、繊細な心情を題材にした物語のギャップが秀逸。(山田)/対応プラットフォーム:Nintendo Switch、PlayStation4/5、Xbox Series X/S、Xbox One、PC。