小学5年生の「なな」は、スマホデビューをします。すると、クラスの友だちから「グループのSNSに入らないか」と誘われ…。両親と使い方のルールを決めたものの、トラブルに巻き込まれてしまった体験談。小学生のスマホトラブルについて描いた作品です。命育(@meiiku_com)に掲載中の『娘にスマホを持たせたら』をダイジェスト版でごらんください。
SNSグループへの参加を認めたけど…
小学5年生になり、スマホを持つことになった、なな。クラスの友だちに「グループのSNSに参加しないか」と声をかけられます。
子ども同士のSNS利用はトラブルにつながりやすいイメージもありますよね。不安もある中、娘の気持ちを尊重したいと考えた、ななの両親…。家族間でルールを作り、SNSグループへの参加を認めました。
しばらくは、問題がないように思えたのですが…。
勝手に別グループに招待され…
同意なく、勝手に友だち登録をされたうえに、別グループに招待された、なな。母親にも相談し、「今後は同意を得てからグループに招待してほしい」と伝えることができました。「同意を得る」ことの大切さについて、普段から両親と話し合っている様子が伝わってきますね。
その後、大きなトラブルはなく、友だち同士でのやりとりを楽しんでいるようでした。ところが、友だちの一人が勝手な行動をしたことをきっかけに、トラブルに巻き込まれます…。
ある日、ダンスの練習風景を動画に撮影し、友だち同士で共有したのですが…。
勝手にSNSに投稿されてしまった!
勝手に動画を送ったみさとに対し、ゆいは怒りが爆発!感情的な文章を送ります。一方、みさとは反省していないようで、2人の仲は険悪ムードに…。子どもから話を聞いた保護者が学校へ連絡をし、SNSの利用ルールについて話し合う場が設けられました。
今回は、すぐに学校側が介入し、これ以上大きな問題には発展しませんでした。一時は険悪ムードだったみさととゆいも、仲直りすることができたようですね。
今の時代、子どもにとってもスマホやSNS、インターネット環境は欠かせないものになりつつあります。上手に利用すれば、とても便利なツールですが、ささいなことでトラブルに発展してしまうケースもあります。SNSに限らず、子どもの成長に失敗はつきもの。困ったことが起きたとき、子どもがすぐに相談できるような環境や、信頼関係を築いておくことが大切ですね。
著者:ももこ