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『女性 活躍せよ』に平井理央が持論「すでにしている」「“男性 家庭で活躍せよ”と言いたい」

  • 2025.3.29
ABEMA TIMES

“コメンテーター全員が結果を出している経営者”というトーク番組、ABEMA『For JAPAN #48』が3月28日に配信。“ニッポンの希望は「女性」そのものだ”をテーマに、アシスタントMCの平井理央が熱弁を振るう場面があった。

【映像】『女性 活躍せよ』に反論する平井理央

『女性が日本を活性化させる』との考えを示すのは、株式会社ビジョンリープホールディングス代表取締役社長の高野貴士氏。「日本の女性は高いコミュニケーション能力や共感性、多様な視点を持てるという意味では、企業の問題解決やイノベーションを起こすのに最適なはず。『なでしこ銘柄』が物語っているように、女性がもっと活躍できる場を設けていけば、日本経済も立て直しができると思う」と語る。

ただ、出産を機に女性のキャリアが大きく変わってしまうことを指摘。「結婚・出産を機に約6割の方が仕事から離脱して、社会復帰できない。例えば、相談に来た大手航空会社の元キャビンアテンダントの方で、出産を機に仕事ができなくなるなどスキルが生かせない環境もある。シングルマザーの方の相談も多いが、転職サイトを探してもどうにもならず、最後の手段として起業を選ぶ」。

さらに、家事・育児時間における男女格差にも言及。「日本の無償労働、要は家事・育児に対する女性の比率は5.5倍と言われているが、世界を見ると1.5〜2倍だ。海外がどのように業務形態を取っているかをもっと勉強していくと、改善できるポイントはすごくあると思う」と述べた。

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これを受け、番組MCの古舘伊知郎は「“男は働きに行き、女性は子育ても含めて家事全般をやってくれ”“男は外に出ると7人の敵がいる”ということでずっとやってきた。今は明らかに違う時代になっているのに、まだ名残りとしてあるのはどういうことなのか?」と問いかける。

高野氏は「女性が新しいことに柔軟に対応する、自分を変化させて働きたいと思っても、男性経営者がそれを受け入れていない実態がまだ残っている。会社側が変わらないと、女性は受け入れられない」と指摘した。

そんな中、平井は「『女性が活躍せよ』と言われるが、活躍している」と主張。「家庭を守ることだって活躍だし、例えば5人の子どもを育てて、仕事をせず稼ぐ術がなかったとしても、その方は活躍していると思う。なので、『女性、活躍せよ』ではなく、『男性、家庭で活躍せよ』と言いたい」と熱弁した。

合同会社un-Limited School代表の木下山多氏は「僕自身も言われたが、家事や子育てを『手伝うよ』と言っている時点でアウト。“同じぐらいやるのが前提でしょ”というマインドにまず変えていかなければならない。小学校からの教育だったり、ドラマがそうなっていたり、そういう世の中になれば普通になると思う」との見方を示した。

Forbes JAPAN Web編集長で同番組コメンテーターの谷本有香氏は、「結果的に女性の活躍度を見たら、まだできていないんだと思う。また、プラットフォームがないだけで、その仕組みを変えればきっと活躍できるようになる。人事制度や、リモートなど様々な働き方を提示することを含め、土壌を変えていくことだと思う」と語った。

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