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合皮・フェイクレザーがボロボロ…長持ちさせる保管方法&コツは?

  • 2025.3.29
合皮がボロボロに!長持ちさせる保管方法&コツは?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

春はおしゃれの季節♪ 合皮のバッグを持ってお出かけしようと、クローゼットの中を探しています。

見つけた! やっぱりこのバッグ素敵ね! ん……? よく見ると、表面がボロボロになっています。

このバッグ、お気に入りだったのでとってもショックです。丁寧に扱っていたのに、なぜこんな状態になってしまったのかしら? 早速調べてみましょう。

合皮がボロボロになる「加水分解」とは?

「加水分解」とは、合皮のバッグや靴、ソファなどが劣化したときに現れる現象のひとつ。合皮の表面がボロボロにひび割れる現象のことで、合皮に使われる素材の性質が原因です。

合皮はマイクロファイバー(布)の上にポリウレタンやPVC(ポリ塩化ビニール)、合成樹脂を層のように重ねて作ります。

そして、最後にポリウレタンやPVCでコーティングして仕上げるのですが、このコーティングこそが加水分解を引き起こす原因になるのです。

ポリウレタンやPVCは、空気中の水分や汗、汚れ、紫外線、摩擦などによって毎日少しずつ劣化していくという特徴があるため、長年使うことによる経年劣化は避けられません。

保管する場所や環境によっては、ベタベタしたり硬くなったりなどの劣化が起こる場合もあります。

合皮製品を長持ちさせる保管のポイント

一般的に、合皮の加水分解は2〜3年程度で起こるといわれています。

合皮製品の加水分解は避けられるものではなく、一度起こってしまうと元に戻すことはできませんが、以下のポイントを守って保管すれば長持ちさせることは可能です。

  • 高温多湿の場所を避ける
  • 紫外線が当たらないようにする
  • しまう前にクリーニングをする
  • 摩擦を避ける

ポリウレタンやPVCで作られた合皮は、温度や湿度に弱く、空気中の水分によって加水分解のスピードが速くなる可能性があります。劣化を遅らせるためにも、風通しのよい場所に保管して、梅雨や夏場はエアコンで温度と湿度を調整しましょう。

直射日光にも弱いため、紫外線が当たらないよう注意して保管することも大切です。表に出した状態で保管する場合は、カーテンを使うなどして対処します。

また、クリーニングに出してからしまったり、洋服などとの摩擦を避けたりするのも合皮を長持ちさせるポイントです。

表面に汚れが付着していると劣化のスピードが早まるため、クリーニングで汚れを落とし、しまうときも洋服などとできるだけこすれ合わないように注意しましょう。

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