台湾で大人気の文鳥占い(鳥卦)に、東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を組み合わせた、悟明老師によるオリジナル占い。全体運、仕事運、財運をお届け!
辰(たつ)年
3月29日(土)~4月27日(日)の全体運・仕事運
協調性が重要となるとき。強すぎる自己主張やこだわりはトラブルの元と心得てください。また、自分の得ばかり考えることも禁物です。この時期に必要なのは、周囲との調和、仲間との協力。自分のポリシーを貫くことより、皆が納得する落とし所を見つけることを優先してください。
敵を作らぬよう、言動は控えめに。また、利他精神が現状打破の鍵となることも。善行を積み、徳の高い人々と交わることは、とても有意義です。
仕事面では、持ちうる限りの協調性を発揮してください。迷ったときはもちろん、確信があるときも、周囲に相談して意見を聞くなど、できるだけコミュニケーションを取ること。出る杭は打たれる時期ゆえ、強気な言動は御法度です。今しばらくは、敵を味方に変えてしまうぐらいの謙虚な態度を心がけてください。
また、資格取得やスキルアップのための勉強もおすすめ。セミナーや講演会などに足を運んで刺激を受け、意識改革をはかる好機です。
※台湾の占いは旧暦が基本。旧暦と西暦で干支が変わる人もいますが、ここでは西暦での干支でみられるように占っています。
辰(たつ)年
3月29日(土)~4月27日(日)の財運・開運行動
財運面では、“悪人が自分の財産を狙っている!”というぐらいの警戒感を持ちたいとき。これからのひと月は、いかなる投資も不向きゆえ、信用できる人物からの話であっても、儲け話には決して乗らないようにしてください。また、小さいお金も軽んじることなく節約に努め、コツコツと貯めていく姿勢も大切なときです。
開運行動は、龍眼や赤色のゆで卵を食べること。共に硬い殻に覆われていることから、それを割って食することで、硬直した運勢を打ち破る効果が。赤く染めた卵は、台湾では生後満1か月のお祝いの油飯に添えられるなど、縁起物として知られるもの。日本では手に入りにくいので、ビーツや紫キャベツなどで染めてみるといいでしょう。殻を割るという意味で、卵料理を作ることも開運につながります。
この時期、相性がいいのは、子(ねずみ)、申(さる)、酉(とり)年の人。
距離を置いたほうがいいのは、卯(うさぎ)、未(ひつじ)、戌(いぬ)年の人。
吉方位は、北と東。避けたほうがいいのは、南と西。
ラッキーカラーは、黒と緑色。避けたほうがいいのは、赤と白色。
辰(たつ)年・基本性格
向上心が旺盛で、高く掲げた目標に果敢に挑んでいく勇者です。
常に前向きで、言動はポジティブ。過去を振り返って立ち止まったり、くよくよ悩んだりすることは少ないことでしょう。
フットワークが軽く、興味を持ったことには即行で着手。性に合わないと感じたなら、すぐに見切りをつける一方、“これこそは!”とひらめいた事柄には、強い意志をもって突き詰め、その道を極めていく人です。
また、聡明で時機を読む力があり、財テクでひと財産築くポテンシャルを秘めています。
気っ風がよく、女性であっても、どこか“男前”。面倒見がよく、年下から慕われることが多いでしょう。
親孝行でもあり、日頃から何かと家族のことを気にかけていているのでは。そんなあなたの存在は一家の心の支えとなっているはず。
悟明老師(ウーミン ラオシー)
「玄元閣命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は30年超。台北市の饒河街夜市(饒河街220號の前)での“鳥掛”と呼ばれる鳥占いで人気を博す。現在、夜市では、鳥占いと同じ中華タロットを使った“神人占い”で鑑定中。
文=鷹見紗和子
イラスト=さじきまい