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甲子園常連の強豪校から”ノーサイン野球”実践校まで…春のセンバツを“高校野球大好き芸人”が語る<ダグアウト!!!>

  • 2025.3.28
「ダグアウト!!!」 ※提供画像

【写真】”太もものイリュージョン”を熱く語るいけだ

3月17日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週月曜夜10:00-11:00、BS10)は特別編「春のセンバツ深掘りSP」と題して、ゲストに高校野球大好き芸人のかみじょうたけしといけだてつやが登場。MCには甲子園出場経験のあるレッド吉田と上重聡を迎え、注目高校と注目選手を紹介する。

「太もものイリュージョンが見られる」春のセンバツならではの意外な楽しみ方

かみじょうといけだの2人は熱烈な高校野球ファンとして知られており、レッド吉田は「芸能界の高野連」「高野連の方より高校野球を知っている」と紹介。オープニングから興奮状態で、早くも大盛り上がりの気配を見せる。

いけだは春のセンバツの印象について聞かれ、「太もものイリュージョンが見られる」と切り出す。すると早速、レッド吉田が食いつく。冬場の野球部は走り込みやウエイトトレーニングなどボールが使えないトレーニングが中心となることから、太ももの筋肉が劇的に変わる。なかには太ももがパンパンに発達し、スピードスケート選手のような見た目になる選手も多いという。

長年にわたって高校野球を見続けているからこその視点であり、これにはスタジオにいた他の3人も感心していた。

さらにMCの上重が自身の経験をもとにしたエピソードを明かす。上重はPL高校出身で、1998年夏の甲子園で松坂大輔と延長17回にわたる死闘を繰り広げた投手だ。当時のPL高校は春のセンバツにも出場を果たしており、「1日目の第1試合で投げた経験もある。私の1球からその大会が始まった」という事実を感慨深げに語る。誇らしげに過去の栄光を披露する上重に他の3人から早速ツッコミが入ったのだが、「1球目は暴投に終わった」という完璧なオチを用意しているあたりはさすがといったところか。

なお甲子園といえば夏の大会がメインという印象が強い。しかし実際はPL高校のように春夏連覇を見据えている学校も多いため、戦いは春から始まっているのだという。そのため上重は「夏を楽しむためにも春のセンバツから見ておくのが高校野球の鉄則」であると紹介。ゲストも含め、全員が上重の言葉に納得していた。

”ノーサイン野球”実践校や創部3年目での出場校も…注目校が満載の春のセンバツ

番組中盤では、今回のメイン企画として高校野球大好き芸人の2人が注目高校と注目選手を紹介。まずかみじょうが注目高校としてピックアップしたのが東洋大姫路(兵庫)と米子松蔭(鳥取)、智辯和歌山(和歌山)の3校だ。

東洋大姫路は、全国制覇の経験もある岡田監督が自身の母校に戻り初めて指揮を執るということもあり、大いに注目しているという。米子松陰は相手選手の特徴をチーム内で共有しておき、試合中にアイコンタクトなどで戦術を共有する”ノーサイン野球”を実践しているチーム。さまざまなパターンに対応しなければならないため練習量が多く、選手一人ひとりのレベルが高くなければ成立しない戦術であるという。

続いていけだがピックアップした注目高校は、横浜(神奈川)、エナジックスポーツ(沖縄)、壱岐(長崎)。横浜は2024年の明治神宮野球大会で27年ぶりの優勝を果たしており、これは松坂世代以来2回目にあたる偉業だ。

沖縄のエナジックスポーツは創部3年目で甲子園出場を果たした実力校で、いけだは「この学校ができた時から練習を見に行っていた」とのこと。他校では見られないユニークな練習方法をおこなっており、選手ものびのびとプレーしていると分析する。また地元沖縄の選手が中心であることや、米子松陰と同様にノーサイン野球を実践している点も大きな注目ポイントだ。

春からのセンバツ高校野球が楽しみになるさまざまな情報を放出しても、まだまだ語り足りないといった風情のスタジオの面々。全員の熱気に当てられて、こちらまでセンバツ高校野球が待ち遠しくなってくる回だった。

剛速球投手から技巧派投手まで…高校野球大好き芸人が注目する選手

野球はチームスポーツではあるが、ピッチャーやバッターなど個人の才能が光る場面も多い。番組後半ではゲストの2人が注目する選手も紹介された。

たとえば健大高崎(高崎健康福祉大学高崎高等学校)の石垣投手は、非公式ではあるもののスピードガンで158km/hを記録したほど剛速球が持ち味。センバツでは大会新記録も期待されている。反対に球速は決して速いほうではないものの、ユニークな投球フォームを見せる投手、予測が難しい球筋で強打者を翻弄する投手などなど、注目投手の名が挙げられていく。

高校野球ファンはもちろん、「プロ野球の観戦にはよく足を運ぶものの、高校野球は球場で観戦したことがない」という野球ファンにとっても大いに楽しめる放送回だった。

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