アプローチの秘技である「タイスピナー」。今回はこのタイスピナーの具体的な使い方についてのレッスンをご紹介します!
タイスピナー「使う状況」
グリーンからこぼれて薄い、硬いライならチャレンジチャンス!
冬のゴルフでもよくあるグリーンが硬くてボールが止まらずこぼれてしまった、または寒さで飛ばずに少しショートした、そんなときはタイスピナーの出番です。距離は打ち出しが超・低弾道なので、5ヤードくらいしか出ない。そのキャリーが「カラーかグリーン上に落ちる」距離が範囲内です。それより手前のラフにキャリーすると激スピンがかかった球なので、芝に食われて大ショートしてしまいます。
ライは芝が薄いカラーや硬い地面だったら、ますます使いどき。湿ったやわらかいウエットなライや、ラフからは芝が枯れていても球が高く上がってしまうし、芝を噛むとスピンがかかりにくくなるのであまり適しません。
タイスピナー「構え方」
ボール位置は右ツマ先の前よりもっと右!
構え方のポイントはボール位置。右ツマ先の前か、さらに右寄りにセットします。これはタイスピナーの生命線ともいえ、超・鋭角な・ダウンブローを作るためです。
フェースを開くとバンスが使えてより刺さらない
スピンを増やす準備としてフェースを開いて構える。フェースを開くことでバンスがつくので、より地面に刺さりにくくなる効果も出る
いかがでしたか? この記事を参考に、実践してみてくださいね!
レッスン=田島創志
●たじま・そうし/1976年生まれ、群馬県出身。2000年プロ入り。03年「久光製薬KBCオーガスタ」でツアー初優勝。ゴルフ全体をとおして広く深い造詣をもつ理論派プロで、とくにアプローチは自他とも認める多くの引き出しをもつテクニシャン。
写真=竹田誉之
協力=日神グループ平川CC
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