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今さら…と思いつつ、歯を折った小学生を許してあげようと思ったできごと

  • 2025.3.29

このお話は、著者・ほや助(@hoyahoyasuke)さんが小学4年生のとき、前歯2本を折るケガを負ってしまった体験談が描かれています。ほや助さんが校庭で遊んでいたところ、3年生の男の子グループが石を投げ合っていました。運悪く、石がほや助さんの歯を直撃。その後、学校も巻き込んで家庭同士の話し合いが行われ、加害者家族は渋々治療費を支払うことを承諾。ところがその後、加害者の祖母がほや助さんを待ち伏せし、誘拐未遂の騒ぎを起こします。『息子を甘やかしすぎた トンデモ一家の末路』をダイジェスト版でごらんください。

近所でもウワサになってしまった加害者一家は居場所を失い、引っ越しを決めます。その前日、加害者の男の子が先生に連れられ、ほや助さんの元を尋ねて来たのでした。

加害者の男児「変わらないとダメだと思った」ワケ

©ほや助
©ほや助
©ほや助
©ほや助

校庭で石を投げ合うという、危険な遊びをしていた加害者の男の子。近くで遊んでいたほや助さんは、運悪く石が歯に直撃し、永久歯の前歯2本を折る大ケガをします。そのときは、知らん顔をし謝ろうともしなかった男の子。保護者同士での話し合いでも、なぜか加害者家族は強気の姿勢を崩さず、誠意ある謝罪はありませんでした。

学校側も巻き込んだ話し合いの場ですら、一言も謝らなかったのに、今さら謝りに来るなんて…。実は、加害者家族は話し合いの場で暴れたことや、祖母がほや助さんを誘拐しようとした件などが近所のウワサとなり、あっという間に居場所を失います。そして、引っ越しを余儀なくされたようです。

そんな状況の中「おかしいのは自分の家族」だと気づき、「変わらなければダメだ」という思いで、ほや助さんの元に謝罪に来たようです。果たして、ほや助さんは許すことはできたのでしょうか?

小学4年生が察した、家庭の複雑な事情

©ほや助
©ほや助
©ほや助
©ほや助
©ほや助
©ほや助

加害者の男の子が、どれほどの勇気と決意をもって謝りに来たのかを想像し、許してあげることにしたほや助さん。小学4年生でも察してしまうほど、加害者家族の言動は非常識なものでした。そして、何よりも男の子の「変わりたい」気持ちを尊重したいと考えます。

その後、町に居づらくなった加害者家族は、逃げるように引っ越しをします。

「変わりたい」決意した加害者男の子の大きな一歩

©ほや助
©ほや助
©ほや助
©ほや助
©ほや助
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引っ越しの車の中、加害者男の子は初めて祖父へ自分の意見を伝えたようです。今までは、周囲の人のせいにしたり、怒鳴ったりし、子どもをコントロールしようとしていた祖父母。ですが、先生が加害者である自分に対してもきちんと話を聞いてくれたり、友だちに「家族が変だ」と言われたりしたことで、祖父母の異常さに気づきます。

本作では、トラブルメーカーである男の子にケガをさせられ、非常識な家族を目の当たりにしたときの様子が描かれています。最後まで、誠意ある謝罪をしなかった加害者家族。ですが、加害者家族の横暴さがご近所ネットワークであっという間に広がり、居場所を失います。まさに、自分で自分の首を絞める結果を招いてしまったのです。

そんな中でも、1人で変わらなければダメだと気づき、謝罪に来てくれた加害者男の子。ほや助さんに謝罪を受け入れてもらい、また家族の異常さにも気づいた男の子は、きっとこれから変わっていけることでしょう。改めて、家庭環境が子どもに与える影響について考えさせられる作品です。

著者:ももこ

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