テレビ朝日系の「バラバラマンスリー」枠にて、4週に渡って放送された特別企画『海外で髪を切るだけの番組』が3月26日に最終回を迎えた。
本番組は、芸能人が世界各国の理髪店や美容院に突撃訪問。現地の人々と交流を深めながら、その土地に染まっていく姿を、アルコ&ピース・平子祐希、ヒコロヒー、モグライダー・芝大輔が見届ける、新感覚“海外旅バラエティー”。
孤高のピン芸人が“誰も知らない国”南米スリナム共和国で髪を切る…!
今回髪を切るのは、孤高の天才芸人・永田敬介。早稲田大学在学中『スパナペンチ』というコンビを結成し、「漫才を愛する学生芸人No.1決定戦」で真空ジェシカらを破り優勝!その後、スカウトされプロの道に!しかし、将来を期待されるもコンビは解散し、挫折と絶望を味わうことに…。現在35歳、孤高のピン芸人として、芸人から“天才芸人”と呼ばれる永田。そんな彼が向かった先は、“誰も知らない国”南米スリナム共和国。
運命の理容師と出会い、自分の人生を重ねる
前回、ジャングルから都市部へ帰ってき永田は、現地の方の紹介で訪れた町の理髪店で運命的な出会いを果たす。出迎えてくれたのは、リッチーさんという好青年な理容師。「自分を変えたくて来ました」と言う永田に対し、真摯に向き合ってくれたリッチーさん。そんな彼が、実は“理容師歴2年目の19歳”だということを知り、心動かされる永田。「ホンモノ感が伝わった。19歳2年目っていうのは、お笑いでいう一番熱い時期。」と語り出し、“THE MANZAI”や学生芸人の大会で輝かしい実績をおさめてきた自分の人生と重ね始める永田。リッチーさんに切ってもらいたいと心決めた永田だったが、リッチーさん理容室は「今日は予約がいっぱいで、明日なら空いている」とのこと。そのため、いったんリッチーさんが「スリナムNo.1だ」と紹介してくれた理髪店へ永田は向かうことになった。
「そんなことする資格が君らにあんのか!」永田敬介、ついに髪を切る
“スリナムNo.1理容室”に着いた永田。「あのリッチーがすすめたんだからタダのところじゃねぇ」と最初は様子を見るだけのつもりの永田だったが、店のオーナーが熱心にカウンセリングをしてくれる展開に。予想外な事態に永田は、「リッチーはここまでしなかった。これがスリナムNo.1と今のリッチーの差なのかもしれない。」と発言。“19歳2年目のルーキー”か、“スリナムNo.1理容師”か、どちらに髪を切ってもらうか心揺れる永田は、スタッフと作戦会議をすることに。そんな中、議論が徐々にヒートアップしていき、「そんなことする資格が君らにあんのか!」と普段冷静な永田が感情をむき出しにする場面も。果たして永田敬介はどんな決断をし、どんな髪型になったのか…!? 言葉は伝わらなくても心は伝わる、永田の心の声に耳を傾け、スリナムの理容師が散髪に挑む!
「俺の理解者は地球の裏側にいた!」永田敬介渾身のスリナム漫談!
そして帰国から2日後、永田の姿は東京のライブ会場にあった。髪を切ってからの初舞台。スリナムでの出来事を盛り込んだ熱量MAXの漫談で、会場の心、そしてMCの心を鷲掴みに!最後には、「この国が好きになった!知らない知らないって言ってたこの国が。」「後輩連れて正月旅行ここでもいい!」「各局の変態ディレクターが永田を放っておかない!」とスタジオも大盛り上がり!“誰も知らない国スリナム”、そして“誰も知らない芸人永田敬介”をいつの間にか好きになっている。そんな不思議な感動を味わえる結末となった。