【写真】眠ってしまった“年下男子”晴海(佐藤瑠雅)の頭をそっとナデナデするアリス(馬場ふみか)
馬場ふみかが主演を務めるドラマ「アリスさんちの囲炉裏端」のスピンオフ・前後編が3月18日にLeminoで配信開始。アリス(馬場)と晴海(佐藤瑠雅)の穏やかな一日が描かれた。豆炭こたつのぬくもりにウトウトしてしまった晴海に愛おしそうなまなざしを向けるアリス…。このままずっと続いていきそうな2人の心温まる日常の一コマに、視聴者からも「癒やされた」の声が上がった。(以下、ネタバレを含みます)
スピンオフで描く“アリスと晴海の年末年始”
2020年~2023年にかけて「ウルトラジャンプ」(集英社)にて連載されたキナミブンタの同名漫画をドラマ化した「アリスさんちの囲炉裏端」。10年ぶりに地元へ帰り古民家で一人暮らしを始めた主人公・アリスの“囲炉裏のある暮らし”と、年下の幼なじみで高校生の晴海とのほんのり甘い恋模様を、10話かけてほのぼのと描いてきた。
アリスと晴海それぞれ、年の差をうまく受け止めきれずにモヤモヤする時期もあったものの、“いいなずけ”という関係に落ち着いて幕を閉じた本編。スピンオフ前編「アリスさんと晴海と年越しそば」ではそんな2人が過ごす大みそか、後編「アリスさんと晴海と餅つき」ではお正月が描かれている。
「幸せそうだなぁ」「幸せだよ」
前編では、「囲炉裏もいいけど…」と言いながら、アリスはこの年末、“豆炭こたつ”を準備。大みそかの静かな夜、晴海と2人で台所に立ち、“年越しきつねそば・月見バージョン”を作る。おいしそうにそばをすする晴海をうれしそうに見ながらアリスが「なんか晴海くん、幸せそうだなぁ」とつぶやくと、晴海は「幸せだよ。アリスさんと過ごしてる時はいつも幸せ」と返す。穏やかに、でも確実に深まっていく2人の関係性が心地いい。
「年下男子の甘さがよく出てる」
次のシーンでは、こたつのぬくもりでウトウトしてしまった晴海の寝顔を見つめるアリスの表情がかわいらしい。「まつ毛、意外と長いんだ…」と言いながら、晴海の髪をふわっとなでるアリス。晴海が寝言で「アリスさん…」と口にすると、アリスは「もう…。起こしたくなくなっちゃうじゃん」とポツリ。
“寝言”も“独り言”も、相手に直接届ける言葉ではない。その微妙な距離感がアリスと晴海らしくて心地いい。その後、目を覚ました晴海が「なんか頭なでられた気が…」と言うのを聞いたアリスが「えっ?」と目を泳がせるまでの一連がまた、ほほ笑ましくも甘酸っぱい。
ほのぼのとした2人の年末の風景に、視聴者からは「めちゃくちゃ癒やされた」「豆炭こたつ、あったかそう!」「ほっこりした」といった古民家ヒーリングドラマらしい感想が続々。また、「晴海くんの寝てる横顔たまらん」「晴海くん、年下男子の甘さが絶妙!」「頭なでられた気がするって言われて『えっ』てなるアリスさんかわい過ぎ」と、2人の恋模様にキュンキュンする声も多く上がった。
晴海が帰った後、大みそかの静寂の中でふと寂しさに襲われるアリス。すると、帰ったはずの晴海が縁側からひょっこり顔を見せて「アリスさん!一緒に初詣行こ!」とニコニコ。“一人じゃない”、そんな囲炉裏のようにじんわりとしたぬくもりに一瞬涙ぐむアリス役・馬場の細やかな演技も味わい深いエピソードだ。
同時配信された「アリスさんちの囲炉裏端」スピンオフ後編では、年が明け、晴海の祖父・晴信(加藤雅也)が木臼を持ってアリスの家へ。アリスと晴海が、晴信に手ほどきを受けながら餅つきをするエピソードが描かれている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部