Text by 編集部補佐
サッカーの様々な統計をおこなっている研究グループ『CIES Football Obs』は、昨年3月20日から今年3月20日までの1年間、世界63カ国のリーグで1試合あたりに出たカードの枚数を調べてランキングにした。
このランキングは上位にランクインするほど1試合あたりのカードの枚数が多いことになる。
1位はマリンボブがプレーしたあの国!?
同グループが発表したランキング上位は以下の通り。
1位:ボリビア1部(1試合あたり6.69枚)
2位:ベネズエラ1部(1試合あたり6.45枚)
3位:コロンビア1部(1試合あたり5.99枚)
4位:ギリシャ1部(1試合あたり6.91枚)
5位:チリ1部(1試合あたり5.90枚)
南アメリカがのリーグが1試合あたりのカード枚数のランキングで上位を占めた。
1位のボリビア1部は1試合平均6.69枚のカードが出る魔境のリーグ。
芸人・インフルエンサーとしてSNSを中心に活動して話題となっているマリンボブ氏はボリビアでプレーしていたが、まさに同氏が動画で配信しているような激しすぎる過酷なリーグだった。
同じく南アメリカのブラジル1部は1試合あたり5.76枚で6位、アルゼンチン1部は1試合あたり5.26枚のカードが提示されており10位に入った。
このデータで南アメリカでは審判が危険行為に対して厳しく判定するという事実と、選手の接触プレーの激しいと分かった。
世界で最もクリーンなリーグはJリーグ
反対にワースト5位は以下の通り。
59位:韓国1部(1試合あたり3.44枚)
60位:デンマーク1部(1試合あたり3.34枚)
61位:オランダ1部(1試合あたり3.27枚)
62位:J1(1試合あたり2.58枚)
63位:J2(1試合あたり2.39枚)
世界63カ国で最も1試合あたりのカード枚数が少ないリーグはなんとJ2。
同ランキング内で1試合平均3枚以下のカード枚数だったリーグはJ1とJ2のみだった。
Jリーグが他国リーグに比べてクリーンなプレーができている証でもあるが、審判が接触プレーに寛容だという裏返しでもあるかもしれない。