イギリスを代表するスパイ映画「007」シリーズ。米AmazonMGMスタジオがクリエイティブ権を獲得したことを受け、シリーズの舵を取るプロデューサーが正式に発表された。
Varietyによると、この度発表されたのは、エイミー・パスカルとデヴィッド・ハイマンの2人。それぞれの制作会社、Pascal PicturesとHeyday Filmsを通じて共同で制作を手掛ける。AmazonMGMスタジオ映画部門のトップ、コートニー・ヴァレンティは声明で、「我々は、バーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンが見事に導いてきたジェームズ・ボンドシリーズに関するあらゆるクリエイティブ面での決定に、最大の責任感をもって臨んでいます」とコメントしたそうだ。
米ロサンゼルス出身のパスカルは、これまでトム・ホランド主演の『スパイダーマン』シリーズや、グレタ・ガーウィグ監督の『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』、ルカ・グァダニーノ監督の『チャレンジャーズ』などを手掛けたことで知られる。
一方ハイマンはイギリス・ロンドンの出身。『ハリー・ポッター』や『ファンタスティック・ビースト』、『パディントン』シリーズのほか、アルフォンソ・キュアロン監督の『ゼロ・グラビティ』や、グレタ・ガーウィグ監督の『バービー』などを手掛けてきた。
2人は、「ジェームズ・ボンドは映画史上もっともアイコニックなキャラクターの1人です」とコメント。「数多くの名作を世に送り出してきたバーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンの足跡をたどることができ、光栄です。ボンドの精神を生き続けさせられることを誇りに思うとともに、興奮しています」と述べた。