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【Kōki,×渡邊圭祐】映画『女神降臨』で感じた、新たなメイクの魅力とは?<前編>

  • 2025.3.27

後編はこちら! → 【Kōki,×渡邊圭祐】「自分のことを好きになることで、すっぴんも好きになれる」映画『女神降臨』公開記念<後編>

Kōki,×渡邊圭祐、二人が感じた役の魅力

──Kōki,さんにとっては初めてのラブコメ映画への挑戦。演じてみての感想をお聞かせください。

Kōki,「今回この作品に参加させていただいてとてもうれしいです。ただ、最初は演じているときにコミカルさを掴むまで、すごく時間がかかりました。でも、その度に監督が辛抱強く何回も教えてくださったので、感謝しています。『もっとオーバーな表現で!』と言いながら、監督自らが現場でその実演をしてくださるんです。その優しさにすごく助けられました」

──渡邊さんから見て、Kōki,さんの第一印象はいかがでしたか?

渡邊圭祐(以下:渡邊)「Kōki,さんとは本読みのときに初めてお会いしたのですが、とても真面目な方だな、という印象でした。演じる役に関してすごくプランを練ってこられていて、“麗奈はこういう人で、こういう言葉が心に残った”というようなものをメモしているノートがあるみたいで、勤勉ですごいなぁと思いました」

Kōki,「本読みの前に、自分が準備できることをしておきたいと思って、台本を読んで少しメモしていただけです(笑)」

渡邊「それでもすごいよ」

Kōki,「ありがとうございます」

──今回ご自身が演じられた役柄の魅力を教えてください。

Kōki,「麗奈はシンプルにいうと“性格が良い”という言葉にまとまってしまうのですが、誰の悪口も言わず、何かトラブルがあった相手に対してもすごく大きな優しさを持っている女の子、というところが魅力の一つだと思います。あとは、落ち込んでしまったときでも、もっと頑張ろうとか、挑戦してみよう、というポジティブな心も素敵だなと思いました。その魅力的な性格があるからこそ、ストーリーの中で、まわりの人が麗奈を助けてくれたり、引っ張ってくれていたのかなと思います」

渡邊「僕が演じた神田俊は、キャラクター紹介のところに、“氷の王子”というキャッチフレーズが書いてあるくらいなので、最初のぱっと見だと冷たそうな性格だなと感じるかもしれません(笑)。過去にいろいろな経験をしてきてそういう表現になっているだけで、実際は自分の感情にすごく素直なんですよね。思ったことははっきり言っていて、麗奈に対して自分の想いを吐露するシーンでも、変に計算をしていないというか。麗奈を落とそうとするために吐き出している言葉じゃないからこそ、彼女を支えられるような魅力があります。ある意味わかりやすいタイプで、好きなものは好きだと伝えられる、ストレートさも彼の良さだと思います」

コンプレックスをカバーできる、メイクの可能性は無限大

──お二人が現場で演じられて、それぞれの役と共通すると感じた部分はありますか?

Kōki,「渡邊さんのすごく優しい温かさみたいなところが、俊と重なると思いました。撮影中、私のセリフのところで緊張してしまい、何回もテイクを重ねてしまったときがあったのですが、少し笑顔になるような言葉をかけて緊張をほぐしてくださったりして、本当に優しい方だなと感じたんです。撮影のときはもちろんなのですが、今でも、作品の取材を受ける際など一緒にお仕事をさせていただく度に、ずっと支えてくださるんです。最初の印象は、すごくクールで自分からお話をされない方なのかなと思ったんですけど、そこも俊に通じる部分もあると思いました」

渡邊「Kōki,さんと麗奈が共通するなと思うところは、ポジティブさじゃないかな。今お話しされていたテイクを重ねたシーンでも、めげずに『すみません。もう一度お願いします!』くらいの前向きさがあって。必ず次は成功させる、という前向きな強い気持ちをお持ちだからこそ、頑張れって支えたくなるというか。そういう魅力が、麗奈と通じるなと感じました」

──映画『女神降臨』は、9年間の物語を前編、後編の2部作で描いています。高校生から大人になるまでの数年間、ビジュアルや役作りで変化を意識されたことはありますか?

渡邊「役柄的に、見た目には無頓着な方だったので、綱啓永くん演じる五十嵐悠と対比になるような見せ方ということは意識していましたが、俊自身の見た目的な変化はあまりないですね。ただ、性格面の表現の変化みたいなものは、9年間かけて氷の溶け具合みたいな、徐々に柔らかくなっていく見せ方をしています」

Kōki,「麗奈は、気持ちも見た目も変化が結構ありましたね。ビジュアルの部分でいうと、前編より後編の方がより鮮やかな色を使ったメイクや、パキッとした色の洋服を着ていることが多い印象があります。やっぱり、いろいろな自分を探して出会うその過程で、自分を表現することにポジティブになっているというか、ストーリーの中でも前向きになっている姿が描かれているんじゃないかな。私も、麗奈自身が9年間の中でメイクを自分で勉強したり、努力している部分を表現できたらいいなと意識しながら演じていました」

──今回の作品を通して、お二人が新たに発見した美容やメイクの魅力はありますか?

Kōki,「麗奈のメイクは、鼻先にアイシャドウの薄いブラウンを少し入れていたのですが、そうすることによって顔が全体的にキュッとまとまっている印象になると現場のメイクさんに教えていただきました。あと、今まで自分でメイクをするときは眉をふわっとさせることが多かったのですが、眉に明るい色をのせることで、目を強調させることができるということを知りました。映画を観ていただきながら、そういうメイクテクに関する小さいTIPSをたくさん知っていただけたらと思います」

渡邊「僕自身は、間近で見ていてわかる変化というのは正直ないのですが(笑)、麗奈のビフォーアフターは、特殊メイクとの差を出すためにいろいろなものを意識しているんだろうなと思いましたし、改めて僕もメイクに助けられて仕事をしているんだなということはたくさん感じました。コンプレックスをカバーするメイクの可能性は無限大だなと思いますし、それが魅力ですよね」

PROFILE

Kōki,(こうき)

2003年2月5日生まれ、東京都出身。2018年、モデルデビュー。その後、数々の世界的ブランドのアンバサダーに就任し、パリコレクションにも参加するなど国内外でも活躍する。2021年には自身が主演を務めた映画『牛首村』で俳優として活動を始め、ブルーリボン賞新人賞を受賞。その後も『TOUCH/タッチ』や『Tornado(原題)』(2025年公開予定)など、海外作品への出演も果たしている。2025年、第18回アジア・フィルム・アワード(AFA)にて、国際的な舞台でのさらなる活躍への期待を込めて贈られるAFA Rising Star Awardを受賞。

PROFILE

渡邊圭祐(わたなべ・けいすけ)

1993年11月21日生まれ、宮城県出身。地元・仙台にてモデル活動の後、2018年に『仮面ライダージオウ』のレギュラーキャストに抜擢され、俳優デビュー。NHK大河ドラマ『光る君へ』(‘24)、ドラマ『財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~』(’25/主演)、『まどか26歳、研修医やってます!』(’25)、映画『三日月とネコ』(’24/主演)、『八犬伝』(’24)など、多くの作品に出演。

◆作品インフォメーション

『女神降臨 Before 高校デビュー編/After プロポーズ編』

©映画「女神降臨」製作委員会
©映画「女神降臨」製作委員会
©映画「女神降臨」製作委員会

地味で冴えない容姿から学校でいじめられ、不登校になってしまった麗奈(Kōki,)。メイクと出会い、誰もが振り向く女神へと大変身を遂げた麗奈は、転校先で完璧な人生を再スタートさせる。しかし、学年一の頭脳を持つクールで謎多き同級生・神田俊(渡邊圭祐)にすっぴんの秘密を見破られ、口止めと引き替えにまさかの主従関係に!? 更に、超有名企業の御曹司・五十嵐悠(綱啓永)の登場で、“すっぴん”が鍵を握る三角関係に発展して……。

『女神降臨 Before 高校デビュー編』3月20 日(木)/『女神降臨 After プロポーズ編』5月1日(木)二部作連続公開

後編はこちら! → 【Kōki,×渡邊圭祐】「自分のことを好きになることで、すっぴんも好きになれる」映画『女神降臨』公開記念<後編>

撮影/楠本隆貴 構成・取材・文/高橋夏実(Spacy72)

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