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待っていればバスが来る衝撃…! 自分の地元が限界集落だと気づいた瞬間【著者インタビュー】

  • 2025.3.27

「ロケットニュース24」で2021年から連載されている『日々限界集落』。著者のうどん粉さんが暮らす限界集落での出来事を綴る4コマ漫画で、昨年末には単行本『日々限界集落』(うどん粉/主婦の友社)が発売され話題になっている。

【漫画】本編を読む

バスが1日3便(現在は1便)など都会でしか暮らしたことがない人には驚きがたくさん詰まっている。「推しのグッズがなかなか手に入らない」など限界集落とまではいかなくても田舎に住んだことがある人なら共感必至の内容もたくさん。そんな本作を長く続ける苦労、本作に描かれていない深掘りした限界集落エピソードなど、 著者のうどん粉さんに話を聞いた。

――まずご自分が住んでいる場所について漫画にしてみようと思ったきっかけは何ですか?

うどん粉さん(以下、うどん粉):そもそも限界集落に住んでいる人自体が少ないので、「限界集落の内部について描ける人ってあまりいないんじゃないかな」と思ったのが最初のきっかけです。あとは自分が住んでいる地域のことを記録に残しておきたいなというのもあります。

――ご自身が住んでいるところが他の町とは違うなと感じたのはいつ頃でしたか?

うどん粉:小さい頃は確かにこれが当たり前だと思っていたので違和感もなかったのですが、大学に進学するにあたって京都に引っ越したんです。その時に「私が今まで住んでいたところってもしかして他と違うのかな?」と思うようになりました。

――ひとり暮らしを始めた時、カルチャーショックを感じたことはありましたか? ホームシックになったりは?

うどん粉:「待っていればバスが来る」ことがまず衝撃でした。京都市内だったのですが電車もバスもあるし、公共交通機関が充実していて移動に困らないことがすごいなぁと。ホームシックは家族に会いたいのもありましたが、最初は環境にまったく慣れませんでしたね。漫画にも描きましたが、これまでアスファルトで舗装された道を歩いたことがなかったので足が痛くなってしまって(笑)。しばらくは慣れなかったですね。

取材・文=原智香

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