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パリ 4月のマルシェ『新じゃがのハーブマリネ』

  • 2016.4.20
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すっかり春めいてきたパリ。晴れた日の青空に広がる桜がきれいです。

今日はパリ北東20区Pyrénéesピレネーのマルシェへ。
Jourdain駅を降りると、Vide-greniersヴィード・グルニエ(屋根裏部屋を空にするの意=フリーマーケット)が広がっていました。フランスでは、春は冬までに溜まった古い埃を払い落として、大掃除をする季節。文字どうり不要品を処分して、新たな気持ちで春をスタート! というところでしょうか。

さて、マルシェに入ると......

地元の常連さん達が沢山並んでいるチーズ屋さん。最近、男のエプロンが気になります。

これは美味しそう! と一切れ買い。中に砕いたクルミと混ぜ合わせた柔らかめのチーズが2層になってケーキのよう。秋にイチジクやカルバドスと合わせるとさらに旨そうです。

一番人気だった、このスタンドの野菜はどれもシャキシャキと新鮮。

じゃがいもの国ですもの。ブルターニュや南からの新じゃがなど、種類が豊富です。

もう、ビワが! 南から来たNèfle Japonaisと呼ばれているもの。これは初物! と喜んで少し買ってみたのですが、まだまだ酸っぱいので、さっと煮てコンポート、蜂蜜とリキュールを入れてシロップ漬けにしてみました。

わー! っと声を上げた、トマトのカラーパレット。ブルターニュからのハウスものですが、この色の鮮やかさが、目にうれしい。

どこのスタンドでも 山のように盛られている旬のイチゴ。

今日は南からの初物、小イモと紫イモが可愛い"新じゃが"を使ったサラダをご紹介します。

■『新じゃがのハーブマリネ』

Photo : Patricia Pawlowski

材料(4人分)
新じゃが(小イモ) 600g
にんじんや空豆など季節のものいろいろ 適量
葉ものーベビーリーフやルッコラなど

<マリネ用ヴィネグレット>
クルミオイル 大さじ4
ヘレスヴィネガー 大さじ1
おろしにんにく 少々
塩 少々
ハーブ(パセリやエストラゴンなど)みじん切り 大さじ2

1.じゃがいもは皮を剥かずに縦に2等分に切り、水(塩入りー分量外)から茹でる。
2.茹でている間に、にんじんなどの野菜を切って茹でておく。
3.ヴィネグレットの材料を混ぜ合わせて、茹であがったじゃがいもに適量かけて混ぜる。
4.皿に、全ての材料を盛り合わせて、葉ものーベビーリーフ(写真にはタンポポの葉とトレヴィスをのせてあります)をあしらう。

じゃがいもを少し多めに茹でて、ヴィネグレットに漬けておけば、アペリティフ用のおつまみに。いもと相性がぴったりの茹でたタコやイカ、ケッパー、オリーブを加えても美味しいです。


帰り道はMénilmontantメニルモンタン通りに入って、ふと横を見るとプロヴァンスに来たような白い花。風情ある小道は、そこだけが田舎のようで見とれていました。パリには、まだこんなところが残っているのですね。
ここから坂を下り始めると、青い空の遠くにポンピドーセンターが見えて、ああパリは小さいなあ、と感じます。

さらに進むと教会の前に山桜......春がやってきました。

■Marché Pyrénées マルシェ ピレネー
Rue des Pyrénées (rue de l'Ermitageと rue de Ménilmontantの間)
営)木・日 7時〜14時30分
メトロ)11番線Jourdain駅/3番線 Gambetta駅

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