赤ちゃんの頭の形って気になる?
医療機器ベンチャーの「Berry」(東京都台東区)が、「赤ちゃんの頭の形に関する意識調査」を実施し、その結果を発表しました。調査は、2025年2月14日~17日の期間、0歳~2歳の子供を持つ20~45歳の男女3000人を対象にインターネット上で行われました。
調査の結果、「お子さまの頭の形について気になったことはありますか?」という質問に対し、15.3%の保護者が「とても気になった」、31.1%が「少し気になった」と回答し、46.4%の保護者が「赤ちゃんの頭の形が気になる」と回答しました。
しかし、実際に医療機関を受診したのは22.8%にとどまりました。そもそも、赤ちゃんの頭の形を矯正する「ヘルメット治療」について、「よく知っている(9.9%)」「ある程度知っている(28.0%)」と答えた方は合計37.9%で、約4割がヘルメット治療を認知していることが分かりました。一方で、「聞いたことはあるが詳しくは知らない(27.0%)」「全く知らない(35.1%)」でした。
受診しない理由として、「まだ様子を見ている」「どこで相談できるかわからない」「自然に治ると思っている」「近くに相談できる病院がない」「紹介状が必要で受診のハードルが高い」などのコメントが寄せられました。
調査を行った「Berry」は、「『ゆがみが重度の場合、自然な経過だけでは改善が難しい』とする研究報告もあります(出典:Noto T et al. J Clin Med, 2021)。こうした知見も踏まえ、赤ちゃんの頭のゆがみが気になった時点で、早めに医療機関へ相談することが重要であると考えています」とコメントしています。
(LASISA編集部)