こんにちは。栄養士として保育園で働いていたとき、1日3kgのブロッコリーを洗っていたヨムーノライターの安達春香です。
給食の現場では日々大量の野菜を使うのですが、とくに気を遣うのがブロッコリー。ボコボコと複雑な形をしているので、サッと洗うだけでは汚れや虫が残ってしまうんです。
安心して食べるためにもしっかり汚れを落としたいですよね。
そこで今回は、船昌青果店さん直伝のブロッコリーの洗い方をご紹介します。
青果のプロが教える!「ブロッコリーの正しい洗い方」
船昌青果店さんとは
1924年に神田市場に創業し、創立100周年を迎えた伝統ある青果専門店・船昌さん。
数年前からYouTubeチャンネル「船昌青果店」も開設されていて、野菜や果物の美味しい食べ方や、保存方法などをプロ目線で発信しています。
美味しい野菜や果物の選び方や、保管方法、おすすめ調理方法など、プロが様々なお役立ち情報を発信しています。
今回は、そんな青果のプロが教えてくれた、「ブロッコリーの正しい洗い方」に挑戦してみました。
意外とやりがち!ブロッコリーの間違った洗い方
ブロッコリーを洗うとき、ただ流水をかけて終わりにしていませんか? 実はそれ、汚れが落ちきっていないかもしれません!
ブロッコリーは、茎の周りや小房部分に汚れが溜まりがち。
また、表面には「ブルーム」と呼ばれる油のようなものがついているので、上から水をかけても弾かれてしまい、奥の方までちゃんと洗えないんです。
知らなきゃ損!プロ直伝の洗い方
船昌青果店さんによると、洗い方のポイントは「振り洗い」と「お酢の活用」。それぞれどんな効果があるのか、実践しながら解説します。
洗い方①振り洗いをする
ボウルに水を張ってブロッコリーを入れ、軽く振って円を描くように動かします。この「振り洗い」をすることで、細かい部分に溜まった汚れが浮かび上がります。
洗い方②お酢を加えて菌を撃退
しっかり洗いたい場合は、水にほんの少しお酢を加えるのがおすすめ。
「おにぎりに梅干しを入れると食中毒予防になる」と聞いたことはありませんか?これは梅干しの酸っぱい成分が菌をやっつけてくれるから。
お酢にも同様の殺菌作用があるので、細かい部分に入り込んだ菌をきれいに取り除く効果が期待できます。
食べたときにお酢の味がしないか心配でしたが、まったく気になりませんでした。
洗い方ひとつで安心感UP!
ブロッコリーを洗うときは、振り洗いやお酢を使った方法でしっかりと汚れを落とすのがポイント。
正しく洗うことで安心感が高まり、より美味しく感じられるはずです。ぜひ試してみてくださいね。
ライター:安達春香
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!