お花見シーズンが到来! 観光やハイキング、登山におすすめの全国のお花見スポットをご紹介します。
十和田市のシンボルロード「十和田市官庁街通り」(青森県)
十和田市官庁街通り、愛称「駒街道」は、「日本の道百選」に選ばれている十和田市のシンボルロード。馬産地であった十和田市には旧陸軍軍馬補充部が設置されていましたが、戦後間もなく軍馬補充部用地が開放され、官公庁用地として整備されました。
長さ1.1㎞、幅36mの通りには160本の松と155本の桜が4列の並木を作り、桜の名所となっています。また、歩道の両側には馬にまつわるオブジェや現代アートが点在し、まるで野外ギャラリーのような趣があります。
例年の見頃:4月中旬~5月上旬
カーテンのような桜並木「日中線しだれ桜並木」(福島県)
旧国鉄日中線の跡地を遊歩道として整備し、喜多方駅より徒歩5分にある遊歩道入口から約3㎞に渡り約1000本のしだれ桜が立ち並びます。
道の中間地点にはかつて日中線を走っていたSLが展示されており、撮影スポットとして人気。周辺には「レトロ横丁商店街」や「うるし銀座通り」などの観光スポットもあり、風情のある街並みを楽しめます。
例年の見頃:4月中旬~下旬
気軽に登山を楽しめる「宝登山」(埼玉県)
宝登山(ほどさん)は埼玉県秩父郡長瀞町(ながとろまち)にある標高497メートルの低山。長瀞町は「日本さくらの名所百選」のひとつに選ばれており、約3000本の桜が植えられています。
長瀞駅から宝登山神社へ向かう参道沿いには約400本の桜並木が続きます。宝登山のふもとにある通り抜けの桜は、31種類、500本の桜が植えられ、散策が楽しめる約800mの遊歩道があります。
宝登山はハイキング感覚で気軽に登れるほか、ロープーウェイで山頂に行くこともできます。
例年の見頃:4月上旬~下旬
登山もドライブも楽しめる「野呂山」(広島県)
野呂山(のろさん)は膳棚山(ぜんだなやま)と弘法寺山(こうぼうじやま)を結ぶ東西2㎞の高原の総称。瀬戸内海国立公園に指定されており、標高839mの山頂からの展望は圧巻です。山頂一帯では、4月は桜、5月はツツジ、7月はアジサイが咲き乱れます。
中国自然歩道、登山道、遊歩道が整備されているほか、山頂付近にはキャンプ場やロッジもあり、登山やハイキング、ドライブ、キャンプなどさまざまな楽しみ方ができます。
例年の見頃:4月上旬~中旬
全国的にも珍しい宿場町の桜並木「がいせん桜」(岡山県)
岡山県真庭郡新庄村は、江戸時代、山陽と山陰をつなぐ出雲街道の宿場町として栄えました。現在も風情ある街並みが大切に残され、四季折々の景色を楽しめます。
「がいせん桜」は明治39年、宿場町の街道の両側に日露戦争での戦勝を記念して桜が植えられたものです。現在は5.5mおきに133本のソメイヨシノがあり、美しい桜のトンネルが春の新庄村を代表する景色となっています。
通りの両側には水路があり、さらさらと流れる音色は「日本の音風景百選」「日本のかおり風景百選」にも選ばれています。
例年の見頃:4月上旬~中旬
湯布院近くのフォトジェニックスポット「大分川沿いの桜並木」(大分県)
有名な温泉地である大分県の湯布院は大自然に囲まれた土地で、町の中心を流れる大分川沿いは桜の名所として知られています。
由布院の北東部にそびえる標高1583mの由布岳を背景に、桜と菜の花が咲き乱れる様子は春の湯布院を象徴する風景となっており、多くの観光客でにぎわいます。
例年の見頃:3月下旬~4月上旬
(まとめ)
一度は訪れたい全国の桜の名所をご紹介しました。この時期しか見られない幻想的な風景を見に行ってみてはいかがでしょうか。
構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
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