卓球の「WTTスターコンテンダーチェンナイ」は27日から本戦が行われる。日本選手が多くエントリーしており、男女ともに各選手の活躍には期待が高まっている。
そんななか、女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスで出場するのが張本美和(木下グループ)。日本の新たな主力に成長を遂げる16歳の活躍には期待が高まっている。
■“そらみわ”ペアは初制覇経験
張本美は早田ひな(日本生命)に次ぐ第2シードとして挑む女子シングルスに加えて、木原美悠(木下グループ)と組む女子ダブルス、松島輝空(木下グループ)と組む混合ダブルスの3種目でエントリー。いずれも第3シード以内につけており、各種目で上位進出が期待される。
そんな張本美は5月にカタール・ドーハで行われる「世界卓球 個人戦」への初出場を控えており、今回と同じ3種目でエントリーしている。近年活躍が目覚ましいシングルスでの活躍に加え、2023年に中国・杭州で行われた「アジア競技大会」で銅メダルに輝いた木原との女子ダブルスや、今年の「WTTスターコンテンダー ドーハ」で同シリーズ初制覇を果たした松島との混合ダブルスでも活躍が期待されており、世界卓球に向けて調子を高めていけるかも注目となってくる。
張本美和、松島輝空(C)WTT
張本美は団体戦メンバーとして銀メダル獲得に貢献した2024年のパリ五輪を経て、28年のロサンゼルス五輪では新たなエース候補とも目される。そんななか、3種目出場となるインドでのWTTシリーズで優勝争いに参戦し、日本の主力として存在感を示せるのか。