息子が8歳のとき、書道教室で起きた出来事です。その教室には、いつも周りを圧倒するようなオーラを放つママ友がいました。彼女はいつも高価なブランド服を身にまとい、自信にあふれた様子。自分の息子の作品を他の生徒の物と比べ「うちの子天才だから」と豪語する姿が印象的でした。
不自然な金賞の真相は…
ある日、教室で合同作品展が開かれることになりました。他の生徒たちが一生懸命練習しているにもかかわらず、彼女の息子さんはまったく練習をしません。そして、作品展当日も彼女は他の生徒の作品を馬鹿にするような態度を取り、息子さんも同じような態度でした。
ところが結果発表では、彼女の息子さんの作品がまさかの金賞を受賞。他の保護者たちがざわつく中、彼女は「やっぱりうちの子は天才だわ」と勝ち誇ったように言いました。
しかし後日、彼女が審査員の1人に高価な贈り物をしていたことが発覚したのです。他の保護者たちは激怒し、教室側も彼女の息子さんの受賞を取り消す事態となりました。
この出来事から、私は親として子どもの前での振る舞いには気を付けるべきだと改めて感じました。彼女のように周りを見下すと、子ども自身もそのような態度を取るようになり、子どもの成長を歪めてしまう可能性があることを痛感。子どもの可能性を伸ばすには、親自身が謙虚な姿勢を持ち、周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れないことが大切だと感じた出来事となりました。
著者:直樹 桜花/30代女性・システムエンジニア
10歳の息子を育てている母。趣味は映画鑑賞。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
ベビーカレンダー編集部