イギリスの著名なプロダンサーであり、ダンス講師・振付家として長年活躍しているシャーリー・バラス。BBCの人気ダンス番組『Strictly Come Dancing』では審査員を務め、その豊富な経験と卓越したダンス技術で知られている。そんな彼女が、サバイバル系リアリティ番組 『ベア・グリルスのセレブリティ“ベア”ハント』に番組史上最高齢の64歳で出場した。
この番組に向けてシャーリーは、かなりハードなトレーニングをしていたようで、毎朝7時までに1万歩を歩くだけでなく、ヨガをして、高級エアロバイクのペロトンを漕ぎ、ランニングマシンで走り、ジムで筋トレもしていたそう。すごい量ではあるけれど、『ベア・グリルスのセレブリティ“ベア”ハント』の出場者は昨年4月の撮影開始前に厳しい体力テストを受けることになっていたので、やるしかなかったと話している。
シャーリーのトレーニングプランは彼女の目標に合わせて作成されている。また、彼女はヘルス&フィットネスの専門家による指導を受けていたはずなので、彼女のプランを部分的に参考にするのはいいけれど、丸ごと真似しても長く続けられる可能性は低い。トレーニングのプランを変えたいときは、まず有資格の専門家に相談を。
2月5日に放送されたエピソード1に先立ち、シャーリーは「キリマンジャロに登ったときと同じくらいブーツを慣らしてから行きました。ただブーツを買ってパッキングしたのではなく、その前に何度も履いて足に慣れさせたんです」ことを『Daily Mail』紙に明かしている。
「私はジムに通い、毎朝7時前に1万歩を歩いています。自宅では、出勤前に非常に早く起きて、ヨガをし、ペロトンバイクに乗り、ランニングマシンも使います」
厳しいルーチンであったことを認めながら、彼女はこう語る。
「ご存知の通り、64歳では簡単なことではありません。もう競技ダンサーではありませんが、私は毎日12時間も立ったままダンスを教えています。ですから、私は自分の役割をしっかり果たしてき可能な限り最善を尽くしてきたのです。」
「今朝、息子に『勝ち負けにこだわるな』と言われたけれど」彼女は続ける。「『ずっと勝負の世界で生きてきた64歳の女性に向かって一体何を言っているの?』と言い返しました。若くて強い出場者がいても、私は私です!」
野心的な目標は、彼女をひるませるどころか奮い立たせる。「私はキリマンジャロに登ったことも、飛行機から飛び降りたこともある。いろいろなチャレンジをする中で、内心は少し緊張していても、それを表に出すことは絶対ない。私は恐怖を表に出さないんです」
『ベア・グリルスのセレブリティ“ベア”ハント』では、セレブの集団がコスタリカのジャングルに放り込まれ、冒険家で元SAS(英国の特殊部隊)隊員のベア・グリルス氏の追跡から必死に逃れようとする。脱落しまいと毎回頑張るセレブにはメルB、ロッティ・モス、ウナ・ヒーリーなどが含まれ、司会はホリー・ウィロウビー。
シャーリーはインスタグラムで「ネットフリックスの『ベア・グリルスのセレブリティ“ベア”ハント』は、私の中で最も過酷な体験の1つ。この番組では、11人のセレブたちとコスタリカのジャングルに置き去りにされ、ベア・グリルス(beargrylls)から逃げ切ろうとする。こんなにヒヤヒヤしたことはない」と語っている。
「良いときもあれば悪いときもあり、涙もあればハグもある。こんな番組は他にない。携帯電話も、華やかな演出も、家族や友達の存在もないジャングルでは、自分をよく知ることができた。出場者がベア・グリルスの餌食にされるベアピットでは、サバイバルスキルも学んだ。生涯でこんなに早く走ったことはありません!」
『ベア・グリルスのセレブリティ“ベア”ハント』はネットフリックスで配信中だ。
※この記事はイギリス版ウィメンズへルスからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。
Text: Kate Cheng Translation: Ai Igamoto