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「“サイレント内定辞退”もまかり通るべき」突然、音信不通になる採用に非難の嵐「人の人生に失礼すぎる」

  • 2025.4.10
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出典:Photo AC ※画像はイメージです

さまざまな企業の採用試験や面接を受ける就職活動。残念ながら不採用の場合、企業からの不採用通知には「今後のご活躍をお祈り申し上げます」と書かれていることが多く、俗に不採用通知のことを「お祈りメール」「お祈りされた」と言うこともあります。

もしご縁がなく不採用となった場合でも連絡があればすぐに次を目指して仕切り直すことができますが、選考結果を通知してこない企業もあるようで、こちらは「サイレントお祈り」と呼ばれることも。

現在SNSでは「企業が『サイレントお祈り』をしてくるのなら、応募者から『サイレント内定辞退』をされても文句は言えないのでは」といった趣旨の投稿が大きな話題になっています。

はたして、世の中の方は「サイレントお祈り」と「サイレント内定辞退」について、どのような意見を持っているのでしょうか?

「『サイレント内定辞退』が正当化されるのもわかる」の声

内定を勝ち取ったものの、承諾するかどうかの返事は、ほかの企業の採用結果を待ってからしたいということは当然ありますよね。

企業側が不採用通知をテンプレートの一律メールで送ってくることが多い一方、「内定辞退の連絡はメールではなく電話ですべき」「自分の時代は内定辞退は直接対面で行えと指導された」という意見があったり、「内定辞退の電話をしたら、理由をしつこく聞かれたり引き止めたりした」声があったりと、内定を辞退する労力が大きいと感じている方もいるようです。

さらに、選考結果について「合格以外は送らない」としている企業も存在します。そのため、そんな不義理な対応をしていると、応募者のほうからも「サイレント内定辞退」をされてしまうから改善すべき、と多くの批判が集まっています。

  • サイレントお祈りするような企業、サイレント内定自体されればいいのに。
  • やってはいけないことだと思うけど、サイレントお祈りがある以上、正当化されるのもわかる
  • サイレント内定辞退が非常識なのと同様、サイレントお祈りも身勝手なやり方だと思う。
  • 失礼には失礼で返すのが良いのではないか。

「サイレントお祈り」やめてほしい

実際に「サイレントお祈り」をされた方からは、こんな声も。

  • 「サイレントお祈り」されて悲しいです。メールくらい送ればいいのに。
  • 「サイレントお祈り」たくさんされたな。
  • 最終面接ですら連絡をしてこなかった企業もあった。
  • 自分の時も「連絡なければ落ちたと思え」だった。失礼だろ。

また、「内定を出した応募者に辞退された場合に備えて、不採用通知を送らないことで補欠にしているという事情もあるのだろう」と一定の理解は示しつつも「だとしても失礼なこと」との意見もありました。

  • 採用時のみメールで通知するってなんなんだよ
  • 「貴重なお時間」をつくったのはどちらも同じ。不合格を伝えないのは失礼すぎる。
  • 人の人生の岐路に対して無責任すぎる。
  • 今後の顧客になり得るわけだし就活生を雑に扱わないほうがいい。どうせコピペなんだから、不採用通知を送ればいいのに。

「『サイレント内定辞退』はやめておいたほうがいい」という意見

実際に「サイレント内定辞退」を推奨しているわけではなく、あくまで「サイレントお祈り」を続けていると「サイレント内定辞退」されてしまうかもしれないから改善したほうがいいという意図での投稿がほとんどですが、実際問題「サイレント内定辞退」はやめておいたほうがいいという指摘も少なくありませんでした。

  • 去年「サイレント内定辞退」した人の名前、今でも覚えてる。また面接か営業に来たら追い返す
  • いずれ仕事でその企業の人と会ったときに詰むだけだからやめておいたほうがいい
  • 自分が受けた会社と仕事する機会もあり得るから、気まずくても義理は通さないとダメ。

SNSでのコメントを見て「『サイレント内定辞退』しようかな」と思った方がいたら、こういった声があることも念頭に置いたほうがよいかもしれません。

さらに、不採用通知は企業によってさまざまであるという意見もありました。

  • お祈りメールが多かったけど、不採用の理由や良かった点、今後の就活に活かすべきポイントなどを長文で送ってくれた企業もあったな。
  • その企業は受験者全員に合否を送っている企業かもしれないよ。

自分が内定を得た会社が、ほかの不合格者に対してどのように通知をしているかはわからないことがほとんど。そのため、その企業はきちんとした対応をしているかもしれないので、誠実に対応したほうが良いのではとの指摘も見られました。

内定承諾後も内定辞退は可能

また、本来避けたいことではありますが、内定承諾をしたあとに内定辞退することも可能。

民法627条1項に「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する」と定められており、応募者は入社2週間前であれば、応募者は内定を辞退することができます。

そのため、このような意見も。

  • 内定承諾書にサインする前だったらアリだと思う。
  • その場合、企業に「わたくしが内定式に来なければ内定辞退したものとお考えください」と事前に伝えるべき

内定を承諾したあとになんらかの事情が発生して辞退をしたい場合は、入社2週間前までに連絡を入れるようにしましょう。

あなたはどう思いますか?

今回は、「サイレントお祈り」と「サイレント内定辞退」についての世の中の人の反応を紹介しました。

企業側が選考後、不合格通知を送らないのは非常識で失礼、と考えている人がほとんどのようです。このあたりのことをしっかりやっておかないと、応募者のほうも内定辞退の連絡をしてこなくなりかねない、と警鐘を鳴らす声が多く見受けられました。

あなたはこちらの問題について、どのように考えますか?