レジ待ち中「後ろの客がグイグイ…」迷惑客、どの対応が正解？「オーラを出す」「二度見する」

2025.4.8

スーパーなどのレジ会計時、基本的には列に並んで順番待ちしますよね。その際、やたらと距離を詰めてくる人に出会った経験がある方もいるのではないでしょうか。混雑しているから仕方がないと思いつつも、もう少し離れてほしいと思うことも…。

そんな中、SNSに「レジで後ろに並ぶ客の距離が近くて不快だった。前に出たからといって早く進むわけでもないのに」という投稿がされ、話題になりました。

この投稿には、「『詰めすぎだよ』アピールで、半歩後ろに下がってみます」「この前カートでグイグイ押されました」などさまざまなコメントが寄せられました。

そこで今回は、レジの順番待ち中、後ろの客との距離が気になるとき、どのように対応しているのか調査しました。

レジの順番待ち中、後ろの客との距離が気になるとき、どのように対応しますか？

全300件（有効票）から寄せられたアンケートの結果はこちらです！

レジの順番待ち中、後ろの客との距離が気になるときの対応は以下のとおりです。

口頭で指摘する：5票
距離をとる：153票
凝視（二度見）する：30票
我慢する：92票
その他：20票

今回の調査では、「距離をとる」方が約半数を占める結果となりました。

寄せられた意見を紹介します。

口頭で指摘する方の意見

『すみません』と、こちらが悪いような顔をして注意を促します。もし、相手がそれでも気付かないようであれば、『急いでいらっしゃるのでしたら、先にどうぞ』と言います。
（70代男性・無職・宮崎県）

気になった場合、「もう少し空けていただけますか」とお願いすることがあります。そちらのほうが手っ取り早いからです。
（50代男性・会社員・北陸地方）

直接言うのは気まずいが、様々な感染から身を守るため。コロナ禍の時に足元に待機位置のラインが引いてあるのに、真後ろに並んできた人に対して「もうちょっと下がってもらえますか？」と言った経験あります。
（40代女性・主婦・兵庫県）

口頭で指摘する方は、「間隔を空けてほしい」と、はっきり声をかけるようです。

距離をとる方の意見

前に詰める

直接言いたい気持ちもあるけれど、トラブルになったら嫌なので、前の方にできるだけ詰めて距離をとる。
（50代女性・主婦・茨城県）

できるだけ後ろの人と距離ができるように、かつ、前の人と距離を詰めすぎないように距離をとります。そして、できるだけ小さく身をかがめます。
（40代女性・自営業・熊本県）

並び直す

距離を取る……というよりは、そのお客さんが早めに会計を済ませたい場合は、列から離れてレジの順を譲るようにします。
（20代男性・パート・青森県）

最近は何があるか分からないので、無言で距離をとる。それでもダメなら、いったん列から離れてもう一度並び直す。
（50代女性・会社員・愛知県）

トラブルになるので…

指摘したり、二度見したりするとトラブルに発展する可能性もあるので自分が可能な限り前につめて、距離を取るようにします。
（30代女性・看護師）

指摘したり凝視したりすると余計なトラブルに発展しかねないですし、自分からちょっと距離をとれば解決する問題なので。
（40代男性・自営業・埼玉県）

距離をとる方は、「前に詰める」「態度に出す」「並び直す」などしているようです。直接指摘すると「トラブルになる」と考える方もいるようです。

凝視（二度見）する方の意見

直接はなかなか言えないので、自分から離れて距離をとると思う。チラチラ凝視して相手に気付いてもらいたいと思ってしまいそう。
（40代女性・主婦・静岡県）

ジッーとその後ろの人を見て、気まずいような雰囲気にさせて気付いてもらうようにしています。
（20代男性・会社員・東京都）

言葉で伝えると角が立つと思うので、相手に気付かせた方が良いと思うから。振り返って驚いた顔をすると相手もほぼ後ろに引くので、このやり方が一番だと思う。
（40代女性・業務委託・埼玉県）

凝視（二度見）する方は、相手に気付いてもらうように視線を送るようです。

我慢する方の意見

相手は気が付いていないかも

パーソナルスペースは、性別や育ってきた環境などによって大きく異なるから、自分の物差しが正しいと思って口頭注意することはできないから。
（40代女性・会社員・東海地方）

距離が近くなっていることに気づいていないだろうから、距離をとったところでまた近づいてくると思うので我慢する。
（20代男性・会社員・神奈川県）

短時間だから

レジを待っている間だけの短い時間なので、とりあえず我慢しています。下手に口出してトラブルになったりするのが嫌なので。
（40代男性・自営業・北海道）

危害が特にないのでしたら、レジを利用するまでの短時間で終わるため、頑張って耐えます。
（20代女性・パート・静岡県）

我慢する方からは、「相手は気が付いていないかも」という意見や、「短時間だから」といった意見が寄せられました。

その他の意見

買い物かごで距離をとる

よく使う手法は「買い物かごを自分の後ろ側に持ってきて、物理的に距離を取れるようにする」です。列が動く時、シレっと後ろ手に持ち替えましょう。買い物かご無しで並ぶ時は、カバンを後ろの客側に向けたりします。
（40代男性・インストラクター・近畿地方）

横向きになる

あえて横向きに立つようにしている。前を向くより横向きの方が幅がある分、前後の客との接触面は少なくて済むので、意外に快適に感じることがある。
（30代女性・会社員・千葉県）

少し動いてみる

身体を少し動かして、「あなたは私の体が当たるぐらいに近い距離にいるよ」と解らせてあげる。
（50代男性・大阪府）

その他の意見として、カゴやカバンで距離をとったり、横向きに立つようにしているなどの回答も。

距離感は人それぞれ

今回の調査では、レジの順番待ち中、後ろの客との距離が気になるとき「距離をとる」方が半数を占める結果となりました。距離をとる方法は「前に詰める」「態度に出す」「並び直す」といった方法が多く、「トラブルになる」のを避けたいと考える方が多いようです。

次に多く寄せられたのは「我慢する」という意見でした。「相手は気が付いていないかも」「短時間だから」という理由で、自分が我慢すればよいと考えるようです。はっきりと「口頭で指摘する」方や、相手に気付いてもらうために「凝視（二度見）」するという方からも回答が寄せられました。

知らない方に距離を詰められると、離れたくなりますよね。しかし、トラブルに発展する可能性もあります。距離感は人それぞれですが、自分の行動が迷惑になっていないか、周囲に気を配る必要がありそうです。

※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法：インターネットサービスによる任意回答（記述式）
・調査期間：2025/3/31〜2025/4/1
・調査対象：全国／18歳以上／性別不問
・有効回答数：300