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久々に恋をする不器用なあなたへ《元ホステス・藤島佑雪が教える開運↑美女になる方法》

  • 2025.3.25

前々からお伝えしよう、しようと思い続けておりましたが、この度ようやくその機会がやってまいりました。突然ですが、久々に恋をする方々の9割が間違っているんですよ。何を間違っているかといえば……

1つ、お相手へのアプローチの仕方

2つ、将来の展望の望み方、妄想の仕方、

そして3つ、何より自己認識──が大幅に間違っているんです。

それではうまくいくはずがないんです。せっかく久しぶりに好きな人ができたのですから、素敵に、願わくば少しだけ上手に恋をしてみませんか? というわけで、わたくしが実際に数々のご相談を承ってきた経験に基づいて、リアルなお話をさせていただきますね。]

'Yes, I Do'.Artist: Underwood & UnderwoodPhoto: The Print Collector/Print Collector/Getty Images

久しぶりの恋と言っても、その内容はさまざまです。学生時代以来、5年以上のブランクを経て20代後半になって訪れた恋もあれば、長年のパートナーと別れて新たな恋に巡り合った人も。なんとなく腐れ縁の相手と関係を継続しているなかで心を震わせる恋の相手に出会ってしまった、なんてケースも。いろいろあるんですが、若いときにさほど恋愛で苦労をしてこなかったという方が、久しぶりに恋をするパターンが、実は一番難しかったりするのです。

どういうことかと申しますと、たとえば、20代、30代、40代と恋や結婚をしたいという気持ちはあるものの、恋愛や婚活がなかなか思うようにいかず、「私は結婚するのだろうか? いや、できるのだろうか? 子どもを持つことはあるのだろうか?」と悶々と悩み続けてきた人ならではの恋の難しさももちろん、あります。でも、そういう方々は、往々にして、よくも悪くも自分を客観的に分析し、見つめる視点をすでに持っていらっしゃることが多いのです。恋愛や婚活を成就させるためにはどこをどうするのがよいのか──解決策はなくても、きっと何か改善すべき部分がある、ということを考え、試行錯誤されてきたからです。

ところが、若いうちに熱烈に請われて結婚し、スルッと子どももできて、それで10年後、20年後に新たな恋に落ちた方というのは、自分を客観視できていないことがとても多いのです。

しょうがないですよね。ご自身の経験から、恋の思い出は勝者としての記憶だけなんですから。でも、そこから時が経っている。年齢を重ねているわけです。見た目も中身も変わっていて、当時とは時代も状況も違う。それなのに久しぶりに恋に落ちた今も、若い頃と変わらぬ“勝者”のノリで恋を求め、お相手にも“勝者である私を勝者として扱いなさい”という態度で接してしまう方が圧倒的に多いのです。それでうまくいけばいいのですが、残念ながら現実はそう甘くはありません。そこでわたくしにご相談に来られるのです。「なんで? なんでうまくいかないの?」と。

これ、スポーツに例えるともっと理解しやすいはず。若いときは足が速くても、歳を取れば衰えますよね。まして、長年、運動をしていなければ、体なんかガッチガチ。いきなり走ればケガをしかねません。それなのに、みなさん、現在の体力を把握せず、準備もせずにいきなりマラソン大会に出て、「勝てるっしょ」と自信満々になっているようなものなのです。危ない! 危なくてしょうがないです。

では、久々に恋をする場合、何に気をつけなければいけないのか? ひとつずつお話しさせていただきますね。まずは自己認識を改めることから始めましょうか。恋の対象として向き合うとなると、当然、未来を想像しながら向き合うことになりますよね。それはお相手も同じなんです。「彼、私を好きそうなのに、全然誘ってこないんです」とおっしゃる方がすごく多いのですが、考えてもみてください。年齢を重ねてさらに本人の魅力が輝いていたとしても、20歳の女性とアラフォー以上の女性を誘うのとでは、想像する未来がまるで違うんです。

20歳の女性との未来であれば、「1年後の記念日にはテーマパーク行きたいね」くらいの想像で済むのに、アラフォーを超える女性となると親の介護、なんなら本人同士の介護や遺産のことまで視野に入ってくる。まして、子持ちの女性であれば、さらにお相手は深い関係に陥る際、「責任は取れるのか?」ということを考えてしまうもの。つまり、年齢を重ねた女性はお相手からすると、おいそれと誘えない、踏み込めない存在になっているのです。そこを踏まえることは、非常に重要です。

次に重要なのは恋愛観の見直しです。戦後、民主主義を掲げる日本において、社会通念としての恋愛観も年々、変化していて、個人のそれにも影響を及ぼしています。平安時代の頃から、いえ、『古事記』のイザナギとイザナミの伝説から長きにわたって、アプローチは男性側からするのが望ましいということになっていましたし、デート代も男性が全部支払ったり多めに払うのがよしという価値観が主流だった時代もありました。でも、今は違いますよね? 男女平等化が進んでますし、SNSで時折、話題になる“おごり、おごられ論争”も「別に女性が出してもおかしくない、むしろ女性も出さないと失礼」という考え方も広く支持されています。そのうえ、コンプライアンスも激変。「きれいですね」などと容姿を褒めることすらNGとされる場面も増えてきました。そう。20年前はおろか、10年前とでも恋愛の場面で求められる気遣いの質って、変わってきてるんです。この変化に無頓着なまま、自分が若いときのノリでお相手に接するのは本当に危険なんです。

なので、「昔、モテたし、今だってイケてるはず!」なのに、なぜか久々の恋がうまくいかない方は以上のことに気をつけていただくといいのかなと思います。意識を少しアップデートするだけで、うまくいかない状況に対して悩んだり、腹を立てたりすることなく、もっとスムーズに、そして素敵に恋のお相手と向き合えるはず。決して「歳をとったら、モテなくなった」なんて、嘆く必要はありませんからね!

プロフィール

藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)

銀座のクラブのホステス。占い師・開運アドバイザー。著書『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。個人鑑定はこちらから。

Text: Yusetsu Fujishima

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