エアコンが気になる愛猫の習慣を描いた漫画「エアコン監視員」が、Xで話題となっています。
部屋のエアコンから「ゴォォォォ」と音がすると、必ず近くまで様子を見に行く愛猫の「つーちゃん」。キャットタワーを使い、高い場所にあるエアコンまで登って行くことはできるのですが…。愛猫のマイペースな行動に、読者からは共感の声が上がっています。
キャットタワーを縄張りにする猫
この漫画を描いたのは、漫画家兼プロニートの「ヨルの仔猫」さんです。愛猫との日常を漫画にして、Xで発表しています。ヨルの仔猫さんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
ヨルの仔猫さん「小学生の頃から漫画を描いています。商業誌にも投稿しましたが結果は出ず、次第に趣味でイラストを描くようになりました。その後、忙しさから描くことを辞めていたのですが、1年半ほど前に『デジタルで漫画を描いてみようかな?』と思い立ち、今の漫画を描くようになりました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。
ヨルの仔猫さん「猫は何をしでかすか分からないし、やらかしてくれても面白く、今回のことも漫画にしました。せっかく描くなら誰かに共感してもらえて、少しでもクスッとしてもらいたいなと思いながら描いています」
Q.愛猫の「つーちゃん」は、いつごろからエアコンのチェックをしに行くようになったのでしょうか。
ヨルの仔猫さん「今の家に引越しをしてからすぐです。『とにかく新しい物が大好き!』『音がする物は全部監視!』という猫なので、引っ越してキャットタワーからカーテンレールに登れるようになったことに気付き、そのままエアコンにも触れることが分かって自然とこうなりました」
Q.カーテンレールからキャットタワーに移動して落ちそうになることは、よくあるのでしょうか。
ヨルの仔猫さん「よくあるとは言えませんが、何度かは落ちかけています。学習していない気がします…。体が大きいという自覚がなく、カーテンレールが狭くて方向転換ができないので、後ずさりするときに落ちそうになりやすいです」
Q.助けた後などに、手をはたかれるのはお決まりのパターンなのですか。
ヨルの仔猫さん「はい、お決まりのパターンです。『触わるな!』なのか、『人間のせい!』なのか…。キャットタワーの頂上は猫のテリトリーなので、のんびりしているときでも手を伸ばすとはたかれます」
Q.つーちゃんは普段から、そっけない対応なのですか。
ヨルの仔猫さん「実家で飼っていた猫たちに比べると、本当にクールボーイです。抱っこが嫌いで、かみ癖もあり、遊びに誘って来るときも顔をちょんちょん叩いたり、髪の毛をむしゃむしゃ食べたりするような誘い方です。おやつをもらえるときだけスリスリしてくるので、『現金なやつだな』といつも思っています」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
ヨルの仔猫さん「一番の夢は紙の単行本を出すことです。漫画で出た収益を、何かしらの形で読者の皆さんや、世界中で困っている猫ちゃんたちに還元することが目標です。たくさんの『にんげん』が漫画を読んで笑顔になれるような作品を、のんびりですが発表し続けていきたいと思います」
オトナンサー編集部