これは、筆者の夫が転職したときに経験した話です。職場の男性社員からの嫉妬に遭い……。人の成功を喜べない男性たちによる恐ろしいエピソードです。
ヘッドハンティングで転職
夫はいわゆるヘッドハンティングで、今までのキャリアを認められたことから、大きなチャンスを掴める会社への転職が決まっていました。
もちろん、これまでお世話になった会社には感謝しています。転職にあたっては会社の規定に基づいて事前に報告し、きっちり最後まで仕事を終え、退職した後のための引継ぎも着々と進めていました。
社内では、夫の転職を喜ぶ声の他に羨ましがる声もあったようでした。
自主退職のはずが解雇!?
退職を目前に控えた頃のことです。突然上司から「大事な話がある」と呼び出された夫。
何事かと思えば、自主退職ではなく解雇という形を取るとのこと。そのため、退職金の減額が申し渡されたのです。
その理由を聞いて驚きました。社内の内部告発でこれまでの小さな失敗やトラブルを事細かに報告され、しかもそれは事実とは大きく異なる内容ばかりだったのです。
実態の調査もなく、いきなり上司から解雇と減給を言い渡されたことには本当にびっくりでした。
原因は醜い嫉妬
当然夫は納得できるはずもなく、然るべき機関に相談してしっかりと調査をしてもらいました。その結果、解雇や減給処分となるような事実はなく、無事に退職金を全額受け取ることができました。
調査の結果分かったのは、好条件でヘッドハンティングされた夫への男性上司と同僚男性による妬みだったのです。
しかも、それがこれまでお世話になっていた上司や仲良くしていた同僚だったことにも夫はショックを受けていました。
終身雇用の時代でもなく、キャリアアップが当たり前の今。人の成功や栄転を素直に喜べない男の嫉妬ほど醜いものはないなと思いました。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2020年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。