【漫画】ひとり旅に限界がきた戦士がパーティを組むことに…まさかのギャルが来てしまうも奇跡が起こるクエストに「神作」と反響
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、コミックバンチKaiで読切として公開された、戦士の冒険者が、ヒーラーを募集して集まったギャル僧侶のノリと勢いに巻き込まれていく『ギャル僧侶メアちゃん』をピックアップ。
作者のゆずチリさんが1月17日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、3万件を超える「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、作者・ゆずチリさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
長い爪も武器…ギャルで僧侶の“メアちゃん”と2人きりのクエスト
戦士の冒険者・ロイはこれまでひとり旅を続けてきたものの、限界を感じ、ヒーラー職の人とパーティを組むことにした。
そこで来たのが、ギャル僧侶のメアちゃんだった。マモノも斬れる爪を持つメアちゃん。早速2人でクエストに行くと、初めこそグダグダかと思われたが、まさかの奇跡が起きて2人は勝利した。
報酬もあったので、お祝いとして2人で飲みに行くことに。そこで飲み過ぎてしまい、2人で宿に泊まることになったが、ベッドがひとつしかない…。
メアちゃんは仮にも僧侶だが、ロイはどうするのか――そう思っていると、メアちゃんが衝撃の発言をする。
読者の予想外で期待以上の展開に「軽いノリのラブコメかと思ったら、最後まで読むべしやった」「この勢いとノリいいねえ」と反響。このノリをけん引する明るくかわいいメアちゃんにも、読者から「ゆずチリ先生のギャルキャラは間違いない」「先生の描くギャルキャラはどれもデザインが良い」と大好評の声が寄せられている。
読者を虜にする“ギャル”と、続きが待ちきれない展開を描く、作者・ゆずチリさんにインタビュー
――『ギャル僧侶メアちゃん』の創作のきっかけをお教えください。
『ファンタジーもの』で読切が描けないかと担当さんから提案があり打ち合わせを重ねていたのですが、ファンタジーの世界観が全くつかめずどういう設定の話で行くべきか悩みに悩みぬいた末、「もうなんか仲間がギャルだったみたいなノリでしか描けないかもですね」となりました。
――読者から『ゆずチリ先生のギャルは間違いない』というコメントが多く寄せられていますが、ギャルを描く際に意識していることやこだわりがございましたらお教えください。また、ゆずチリさんの思うギャルのイメージがございましたら、お教えください。
「ギャル」という属性から読者が連想するものから外れすぎないよう気を付けました。
実際にはギャルと言っても色々あって一人の女の子として考えると個性は万別であるべきなのですが、『ギャル僧侶』の場合、創作上でよく描かれるギャル要素はしっかり抑えないと僧侶とのギャップを楽しめないと思うので。
僕としてはギャルかどうかとか関係なく天真爛漫で元気な子が昔から好きですね。
――『ギャル僧侶メアちゃん』のロイや、『妄想先生』の高杉くん、『姫乃ちゃんに恋はまだ早い』のオージくんなど相手の男の子を描く際に意識していることがございましたら、お教えください。
女の子に優しいのが第一条件。それとこれは割と企業秘密な部分ではあったのですが、作画コストがかからないことが重要です。男の子よりも女の子にたくさん手をかけたいので…。
――ゆずチリさんがいつも作品を創作するとき、発想はどのようなところからくるのでしょうか。
日々心掛けていることがございましたらお教えください。
日々何か思いついていると非常に助かるのですが、何か書かないと~という状態からむりやりひねり出してるものが多いです。
しいて言えば最近みたアニメや漫画、ゲームなどがヒントになりがちなので、自分の漫画を読み返すと「この時あの漫画のこのシーンいいなと思ったんだった」とか「あのゲームやってたな~」というのもセットで思い出したりもします。
――漫画作品のことや、ゆずチリさんご自身のことで、今後の展望や目標をお教えください。
漫画作品に関しては常に自分でも何を描くのかわからない状態なのですが、新作を色々出し続けられるのが理想です。
画力はデビュー時からずっと課題なのでこれからも引き続き頑張ります。
――最後に作品を楽しみにしている読者やフォロワーの皆さんへメッセージをお願いいたします。
今後ともゆずチリをよろしくお願いいたします。名前だけでも覚えてもらえると嬉しいです。