災害時にも普段も使える若い女性向けファッションコーデ!
避難所での生活では、プライバシーの確保が難しく、女性の場合は着替えに困ってしまう人が多いのではないでしょうか。今回は20代の女性が災害時にも普段使いにも使える服とそのコーディネートについて考えてみました。
身体のラインが目立たないロングスカート
最初に選んだのが、「ワークマン」の「レディース撥水ライトプリーツスカート」(1900円)です。体のラインが目立ちにくく、頭からかぶるとケープのように上半身が隠れるのでその状態で着替えもできそうです。
ただ、災害時に使うだけではもったいないです。ワークマンの広報部の松重尚志さんによると、ワークマンでは30~40代のお母さん世代を意識した商品開発を行っているそうです。20代の学生ならどう着るのか、ガーリーとカジュアルの二つでコーディネートを組んでみました。
大人ガーリー系
大人ガーリー系のコーデではピンクのプリーツスカートを使用しました。トップスのカラーを黒や白など落ち着いた色で調節すると大人ガーリー系のコーデになるため、今回はトップスやアウターの色を黒に統一にして全体を引き締めることを意識しました。
クールカジュアル系
カジュアル系では、ブラックのスカートを使い、いま流行っているレイヤードコーデを意識しました。レイヤードコーデではスカート丈がひざ丈なので、腰のところでスカートを折り返して短くしてはきました。冬はダウンなどを着て上半身は暖かいですが、足元は結構冷えるので、スカートをレイヤードすることで、防寒にも、おしゃれにもなり一石二鳥です。
意外に使えたスカート
実際に着回しを考えてみると、私たちのような学生世代でもいろいろな系統でコーディネートを組むことができました。雨を防げる撥水仕様も取り入れられているので便利です。
ウエストはゴムになっており、はき心地がとても楽です。内側にヒモがついているので調整もできます。持ち運びに便利なポケッタブル仕様で、カラー展開は、ベージュ、ピンク、ブラック、イエロー、ラベンダー、ライトグリーンの6色があります。
20代の意見も取り入れて
今回紹介したスカートは防災用品としてではなく、アウトドアで着る洋服として売り出されていました。しかし、SNSやネットで防災グッズとしても使えるということが広まり、「アウトドア×防災」と「作業×防災」を意識した商品を増やすようになったそうです。
ワークマンの松重さんによると、同社では実際に着用した人の声をできるだけ取り入れて商品開発に取り組んでいるそうで、例えば、今回紹介した「レディース撥水ライトプリーツスカート」では腰回りを調節するゴムが見えているところがダサいという指摘があり、ゴムを内側に設け、腰回りから足先にかけてプリーツが広がる仕様にしたとのことです。
今回の取材の中でも、松重さんからどのような色を展開したらよいか質問を受け、災害時に目立つ「赤」がいいと伝えたところ、「商品制作部に伝えておきます」と話していました。
デザイン性のあるミディ丈のスカート
次に紹介するのは「GUバブルヘムミディスカートNTQ+E」(2990円)です。
ウエストと裾に入ったギャザーで裾にかけて膨らむように広がります。表面はなめらかで適度にハリのある素材です。はきやすいウエストゴム仕様で、足元がスッキリ見えるミディ丈になっています。
カラー展開は、オフホワイト、ブラック、ブラウンの3色です。ウエストがゴムになっていることで、災害時に着替えがしやすいです。また、災害対策で動きやすい服を探しているけど普段はガーリーな服装が多いという方にいいと思います。
身体のラインが目立たないロングシャツも
最後にBACKYARD FAMILYから出ている「BACKYARD FAMILY ロングシャツ」(2867円)を紹介します。1枚でコーデが決まるシンプルなシャツワンピースです。柔らかく優しい肌触りのため、気になるボディラインもふんわりカバーできます。
左右に便利なポケット付きでS、M、L、XL、2XLの展開になっています。カラー展開も豊富で、ワインレッド、グリーン、ブラック、ネイビー、イエロー、オリーブグリーン、ブルーがあります。
災害対策にもおしゃれを
今回は若者も着られる体のラインが目立たない商品を紹介しました。ワークマンといえば、作業着というイメージがありましたが、実際に試着してみると流行のレイヤードや大人コーデが組めることが分かりました。
災害時、特に女性は着替える際に周りの目が気になってストレスや不安を感じると思います。皆さんも、今回紹介したものを参考に、災害時にも普段にも活躍する洋服を探してみてはいかがでしょうか。
<執筆者>
石川綾捺
宮﨑希明