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住んでみてわかったシェアハウスのホントのところ ~アラサー女子的シェアハウス(3)

  • 2014.10.2

出会いはある?トラブルは? 住んでみてわかった、シェアハウスのライフスタイルについて、実際の入居者の方々に直接インタビューしました!

年齢、性別を超えた、友人以上、家族未満の不思議な関係

語学留学でドイツ滞在中にルームシェア経験ありの中島明日香さん(左)は、帰国後、「日本にもっとルームシェアの楽しさが味わえる物件があればいいのに!」との思いを胸に、シェアハウスを手がける会社に就職し、今のシェアハウス暮らしをスタート。

仕事の関係で、東京での研修期間をマンスリーマンションで過ごそうとしたところ、あまりの高額さに挫折。愛猫と暮らせること、初期費用がかさまないことなどから、現在のシェアハウスに出会い、初のシェアハウス体験中の西村実穂さん(右)。

──お二人が入居されているシェアハウスの特徴はどんなところですか?

中島:オープンしたのは、昨年の6月で、現在の入居者は、男性8人、女性5人。年齢は、24歳から38歳までの方がいます。仕事も、漫画家兼看護師というユニークな方もいれば、大手メーカーに勤務の方、IT系、人材派遣会社など、さまざま。会計士の勉強中という方もいます。

──実際に暮らしてみていかがですか?

西村:みなさん仲が良くて、私が入居する日は歓迎会を開いてもらいました。すっごくビックリしたのと同時に、うれしかったですね。

中島:ふだん自分の人脈では出会えないような人々と出会えるのが楽しいです。共有スペースで一緒になったときに交わすちょっとした会話が刺激になります。

西村:一人暮らしのときは、自炊が面倒だな〜と思っていたんですけれど、ココではキッチンの設備が充実しているので、料理をしようという気分に自然になります。

共同生活でのトラブルは?──入居者間のトラブルとかはこれまでなかったんですか?

中島:大きなトラブルは……これといってないですね。たまに酔って帰って来た人がドアを締める音が大きくて、「気をつけてくださいね」というメッセージが入居者LINEで回ることはあったりしますけれど。

西村:1人暮らしの時のように自分の好きな時間にお風呂に入れないなどのデメリットはあります。でも、私はある程度制限がある方が、生活リズムが整いました。1人暮らしだとつい夜中3時までダラダラして、それからお風呂に入ったりしてましたから。

中島:あ、前に半身浴をしている人がいて、浴室に置きっぱなしにしていた自分のシャンプーとかを出せなくて焦ったことはありましたけど(笑)。

西村:思い出した! 黒バナナ事件がありましたよね。食料品は、基本的に自分で管理するのがココのルールなんですけれど、あるとき真っ黒になったバナナが数日、放置してあって。誰のですか?と聞いたけど、持ち主がいなそうだったから処分したら、「熟させてたのに!」という持ち主が現れたという。

中島:家族で暮らしていても、お気に入りのアイスを兄弟に食べられちゃった!みたいなことがあると思うんですけれど、ココの暮らしでのトラブルがあるとしたら、そういう感じかな。

──お互いが快適に暮らすために注意していることってありますか?

中島:食料には名前を書く(笑)。それからゴミ出し当番は守ることかな。共有のトイレットペーパーや電球などは、その都度、入居者のみんなから500円を集めて、家計簿を付けているんですけれど、リビングのテーブルに置いてあって、明朗会計にしているのもトラブルにならない秘訣かもしれません。

西村:あとは、気になったことは、フロアごとのLINEや全入居者LINEでメッセージが回ってくるので、不満を溜め込まないのも快適に暮らすためには必要かも。

中島:ただLINEだけだと、ニュアンスが伝わりにくいこともあるので、その辺りは、みんなで適度に話し合ったりしてます。

──これからシェアハウスで暮らしたいと思っている人にアドバイスがあれば。

中島:普通の一人暮らしでは、フィットネススタジオ完備なんてあり得ないし、キッチンの充実度もシェアハウスならでは。女性なら、こういうところが充実している物件がオススメです。

西村:地元を離れて暮らさなければならないときは、全く知らない土地で暮らす不安が軽減されるし、私のようにペットを飼っている人もOKの物件があるので、ウィークリーマンションや1人暮らしを考えている方は、ひとつの選択肢としてシェアハウスはありだと思います。

恋愛はもちろんOK!結婚するカップルも多いシェアハウス

過去にはピースボートに乗船したり、以前にもシェアハウス経験があるなど、共同生活の経験が豊富な野崎真世さん(右)は、大浴場とシアタールームの存在が決定打になって昨年の12月から現在のシェアハウスに入居。

現在のシェアハウスの近くで元婚約者と同居していたものの、婚約を解消するとともに同居も解消した岡部怜子さん(左)は、身軽に入居できることが決め手となって現在の物件で初のシェアハウスを体験中。野崎さんと岡部さんは、現在、婚約中のカップル。

──お二人が知り合ったきっかけはなんだったんですか?

野崎:僕が主宰しているゲーム(人狼)サークルがあって、ここのシェアハウスでも結構な人数が活動しているんですが、共有スペースのラウンジで彼女をサークルに勧誘したのが最初の出会いでした。

岡部:入居して、ラウンジに初めて行くことをここでは「ラウンジデビュー」って言っているんですけれど、私がラウンジデビューしたのは、今年の1月の下旬に入居して1週間後。彼は、ラウンジのリーダー的存在だったので、すぐに会話が始まった感じです。

──カップルになったのは、いつごろですか?

野崎:3月にシェアハウスで大きなイベントがあって、そこで付き合うことになりました。

岡部:でも、同時期に、他の方からも私はアプローチをされていたので、付き合って1カ月間ぐらいは、二人の交際は、シェアハウス内では秘密にしていました。

──シェアハウスでカップルになるのは自然な流れ?

野崎:顔を合わせる機会も多いし、生活をともにしているから、本当の性格とか暮らしぶりも出やすいし、お互いの相性とかは、わかりやすいんじゃないかな?

岡部:実際、私は料理が得意じゃなくて(苦笑)。料理はほとんど彼がしてくれるんですけれど、こういうことが結婚した後とか、付き合ってずいぶんたってから、発覚すると、うまくいかないですよね。

シェアハウス暮らしは、結婚への近道?──シェアハウスで暮らしは、結婚への近道だと思いますか?

野崎:これからどう暮らしていきたいかなどを話す時間が暮らしの中で自然と生まれるから、合コンをして出会って……とか、仕事場で出会って……という形よりも、合う、合わない、の判断が早いというところはあると思います。

岡部:付き合うと、まわりの人々にも知れ渡って、別れにくいというデメリットはあると思いますけれど、逆に言えば、交際中の悩みもシェアハウスの仲間たちが相談に乗ってくれたりするので、シェアハウスで公認のカップルになるというのは、結婚へのステップに一番近い感じがします。

──お2人はお仕事は何をされているのでしょうか?

野崎:僕たちは、今、シェアハウス事業を一緒にやっているんです。今から7年ぐらい前に、構想を立ち上げて、ようやくビジネスパートナーに出会えたんで、いいチャンスだと思って、シェアハウスの部屋をオフィスとして登記しました。

岡部:彼が社長で、私が副社長です。二部屋借りているうち、一部屋をオフィスにして、事務作業は私が担当して、実際の物件管理は、彼が担当しています。

──今後もシェアハウス暮らしを継続するご予定でしょうか?

野崎:ひとまず事業が軌道に乗るまでは、ここで彼女と一緒に暮らして行く予定です。

岡部:子どもができたら、ここのシェアハウスでは、暮らせないルールなので、退出しますが、それまでは、このまま暮らして行く予定です。

編集部まとめ 1 充実した設備で暮らせる♪

ヨガスタジオやシアタールーム、防音完備の音楽スタジオ、調理器具が充実した大型キッチンなど、1人暮らしでは味わえない贅沢な設備が利用できます。初期費用が抑えられるコストパフォーマンスも◎ ただ、プライベートな個室があるとはいえ、好き勝手にできるわけではありません。協調性に自信がない人には、正直オススメしませんが、逆に協調性を鍛えたい!という人はチャレンジしてもいいかも。

2 自然と女子力がUP!

共同生活を送る=素っ裸&スッピンで過ごせるスペースが少なく、ルームウェアにも気を使います。つまり他人の視線を意識するため、無理せずに女子力がUP!さらにスペックの高い設備(キッチンやスタジオなど)があれば、美活生活も可能!ですが、素っ裸&スッピンで過ごせるスペースが少ないことが、ストレスに感じる人にはちょっと向いてない?!

3 予想外の“縁”が!

さまざまな人が出入りするシェアハウスなだけに、同性ならば、友人以上家族未満の関係、異性ならば、恋人から人生の伴侶になる可能性も!さらにビジネスパートナーや生涯の友人に出会えることも期待できます。ただ、運悪く入居者に相性の悪い人がいる可能性もあります。ただ、短期入居の方も多く状況が変わるのも早いのと、どうしてもうまくいかない場合、自分の引越しも比較的身軽に行えます。

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