4月にはさっそく新たな生活、新たな環境が待ち受けていますが…。
マチゆくみなさんに、中学や高校での『校則』について、聞いてみました。
令和世代にとっての『校則』は?
中学2年「高校は校則が厳しいイメージ。髪型とかメイクとか服装とか」
高校2年「第1ボタンあけちゃダメとか、学校生活に支障はなさそう。ルールは少ないほうがいい。好きな格好をしたいなと思う」
22歳女性「スカートの丈が厳しくて、ひざ下厳守という学校だった。短すぎるのはよくないと思うが、ひざ下と決めるのはどうなのかと」
令和に学生生活を過ごす若者世代も、『校則』には疑問を感じる部分があったようです。
昭和&平成世代にとっての『校則』は?
一方で、昭和・平成に高校時代を過ごしたみなさんからは、今の時代では考えにくい厳しい『校則』について証言が飛び出しました。
50代女性「妹は小さいころから髪が茶色かった。それで小さいころの写真を学校へ持ってきて提出してというのはあった」
30代女性「スマートフォンをこっそり持って行き絶対出さないようにした。それも抜き打ちチェックがあり、『出せ』みたいな、『カバンの中チェックするぞ』みたいなのがあった」
70代男性「中学生のときは丸刈りだったかな、みんな。髪を伸ばせなくてね。そのころはそれで当たり前だった。五分刈りで統一していた。髪の毛なので伸びてくるけど、指摘される」
北海道立高校の8割以上 『校則』見直しへ
様々な『校則』がありますが、こんな動きもあるんです。
「ブラック校則」とも言われる、時代に合わない『校則』が問題となった2021年ごろから、全国の高校で、時代にあった『校則』に見直すよう教育委員会からの通達がありました。
北海道内でも、例えば2023年からの2年間で、道立高校224校のうち184校、82%に上る高校が『校則』の見直し・変更を行いました。
【大麻高校】スマホ使用を一部解禁
」
江別市にある大麻高校では、2023年度にそれまで禁止されていたスマートフォンの使用を、一部解禁とする見直しを行いました。
生徒から学校祭などの行事で使用を認めてほしいと要望があり、教職員とも意見交換をした上で、放課後と学校祭、体育大会などの行事で終日使用できるよう見直しました。
自分たちで作ったルールを守るため、生徒会が主体となりマナー向上を呼びかける活動も行っています。
【余市紅志高校】髪型ツーブロック解禁
余市紅志(こうし)高校では、2019年度から生徒有志による「校則見直し委員会」を発足。
2023年度には髪型の「ツーブロック禁止」の校則を見直しました。
これまで「高校生らしい髪型ではない」とされていたところを、生徒や教員がインターン授業などで地元企業を訪れた時にアンケートを行い、「さわやかなイメージがある」「過度な刈り上げでなければいい」など肯定的な意見もあることを調査。
ルールの見直しにつながりました。
教育委員会では地域の事情や時代の変化、社会通念上合理的であるよう、『校則』の見直しを進めることとしています。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2025年3月3日)の情報に基づきます。