主役のジェイミーを演じるオーウェンって、いったいどんな人?
『アドレセンス』視聴者のオーウェンへの反応は?
同作のキャストには、スティーヴン・グレアム(『ボイリング・ポイント/沸騰』)、アシュリー・ウォルターズ(『トップボーイ』)、クリスティン・トレマルコ(『レスポンダー 夜に堕ちた警官』)らが名を連ねているが、オーウェンの存在感は抜群。
ドラマを観たある視聴者は、X(旧Twitter)で次のようにコメントしている。「ジェイミー・ミラー役の少年、オーウェン・クーパーが、これまで演技したことがないなんて信じられない。彼は驚異的だ」
また別の視聴者も、「このドラマでジェイミー・ミラーを演じたオーウェン・クーパーは、とてつもないスター。ベテラン俳優のような素晴らしい演技を見せている。メジャーデビューしたばかりの10代の俳優とは思えない」と絶賛している。
新進気鋭の若手俳優オーウェンはこのドラマで、殺人容疑をかけられた13歳の少年、ジェイミー・ミラーを演じた。現在彼は15歳だが、ドラマを撮影した当時は14歳だった。
オーウェンは『バラエティ』誌のインタビューで次のように語っている。「(自分の演技について)みんなが褒めてくれますが、何が良かったのかは正直よくわかりません。普通のドラマを観るような感覚ではなく、自分が出演しているという視点で観ていましたから。でも僕に話しかけてくれる人たちがみんな、『素晴らしかった』と言ってくれるので嬉しいです」
オーウェンにとってデビュー作となるこのドラマは、各エピソードがワンカット仕立てとなっているのが特徴。カットなし(長回し)で撮影されたことを考慮すると、彼の演技がさらに注目に値すべきものであることがわかる。
本作を手がけたフィリップ・バランティーニ監督は、同じく『バラエティ』誌のインタビューで次のように語っている。
「彼の演技には圧倒されました。俳優は何年も何年も訓練を積んで、オーウェンがマスターしたような演技を習得しようとします。しかし、彼のようにその瞬間に集中し、共演者のセリフに耳を傾け、自然に表現するのは容易にできることではありません」
「私はこれまでに、俳優や監督として多くの役者と仕事をしてきましたが、オーウェンができることを完全にマスターしている役者は多くありません。彼はそれに気づいていないどころか、無関心なのです」
オーウェンが出演した作品は今のところ『アドレセンス』のみ。しかし、その卓越した演技力により、今後一躍スターダムにのし上がる可能性は高い。
実際、次に出演する作品もすでに決定済み。マーゴット・ロビーやジェイコブ・エロルディらトップスターと共に、俳優で映画監督のエメラルド・フェネルが手がける映画『Wuthering Height(嵐が丘)』で、若きヒースクリフ役を演じると『バラエティ』誌が報じている。
オーウェンの今後の活躍から、目が離せなくなりそうだ。
※Netflixシリーズ『アドレセンス』独占配信中