シンプルな見た目にふわふわ食感の「コッペパン」。給食にもよく登場する、なじみ深いパンですよね。
でも、「コッペ」ってどういう意味か、知っていますか? 何げなく食べていたけれど、由来を知ると、ちょっと話したくなるかもしれません。
今回は、コッペパンの名前の秘密や、意外と知られていないパンのトリビアをご紹介します!
コッペパンの名前の由来は?
フランス語で「切られた」という意味の「クッペ」がなまってコッペパンに!
バゲットなどを焼く直前に、パン生地の表面に切り込みを入れますが、この切り込みのことをフランス語でクープ(coupe)といい、切られたという意味をクッペ(coupé)といいます。それがなまって切れ目が入ったパンのことをコッペパンと呼ぶようになったそう。
パンの切り込み方で名称が変わる?
ちなみに、厚みの半分に切れ目を入れたものは「コッペパン」、上から縦に切り込みを入れたものは「サンドロール」と呼ばれています。同じパンでも、切り込みの入れ方で呼び名が異なるんだとか。
パッと見は同じパンでも、切り込みの入れ方ひとつで名前が変わるなんて、おもしろいですよね。
コッペパンを手に取ったときは、ぜひ名前の由来を話題にしてみてください♪
教えてくれたのは……一般社団法人日本パン工業会
大手製パン業者による団体。日本の製パン業の健全な発展を図り、国民の食生活の改善と文化の向上に貢献することを目的とし、環境・食の安全と安心への取り組みを行っている。