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エディター有田麻奈美の台湾・台北A~B級グルメ3選

  • 2025.3.24

グルメや美容、ショッピングなど、最新情報が日々更新されている台湾。今回は、3月中旬に久しぶりに行ってやっぱり美味しかった&気になっていた「台北otonaグルメ3選」を紹介します♡

台北otonaグルメ01 酸っぱい白菜鍋なら、ここがイチオシ!

「酸菜白肉火鍋」とは、漬けて酸っぱくなった白菜と一緒に、肉や海鮮、野菜を煮て食べる中国東北地方の名物鍋料理。発酵FOODとして、女性に人気のヘルシー鍋です。“火鍋”となっていますが辛くありません。ちなみに日本でもこのお鍋、もちろん食べることができますが有名店(東京・大阪にあり)だと、コースで1人前¥12,000とめちゃくちゃ高級です。
 
で、台北には「酸菜白肉火鍋」を提供するお店がたくさんあるのですが、再訪したのはこちら「圍爐(ウェイルー)」。10年以上前の初台湾旅のとき、現地コーディネーターさんが予約してくれたのがこちらでした。当時はエグゼクティブな高級店の雰囲気が漂い、客層も上流ファミリー、紳士&モデル風美女のグループがあちこちに。現在もその雰囲気は残したまま、満席の大人気です。日本語OK、現地時間と日本時間の混乱のない予約サイト(inline.app)も充実しているので、早めの予約がオススメ。

台北メトロ「忠孝敦化」駅近く。大通りから入った閑静なエリアにあり、駅から徒歩3分ほどで到着します。「酸菜白肉火鍋」は人数に合わせて大・中・小の3種類。基本的な具材(酸菜や豚肉など)が入った状態で、グラグラのお鍋が運ばれてきます。すぐに食べられますよ。ここにお好みで具材を追加し、カスタマイズしていく仕組み。私たちは3人だったので「小鍋(約¥3,500)」をチョイス。

これが私達のお鍋。玉子餃子や青菜、エリンギ、シミ豆腐などを追加しています。もちろん、追加の酸菜やいろいろな肉類、団子類なども。真ん中の筒にアツアツの炭が入っています。ときどき煙突の上から炭粉が舞い落ちるので、白い服は避けた方がよいかも。

こちらが薬味。バイキング形式(一角にあるコーナー)で、タレを好みで調合します。以前は、店員さんがオススメを調合してくれた記憶が。いまはいちばん初めからセルフで調合してくださいと言われました。薬味は16種類ほど。いろいろ組み合わせましたが“全部入れ”が私的オススメです。ピンクの“豆腐乳”はマスト。“砂糖”もエッと思いますが、入れた方が台湾風に。ニンニク、ショウガ、パクチー、ネギ、刻みニラ、赤い唐辛子はフレッシュでした。タレは何度交換してもOKですが、コーナーを汚すと薬味番の店員さんが目に見えてイラッとされるので、ゆっくり丁寧に器に入れましょう。

あっさりしたお鍋のスープが美味しく、最後の〆はどうしたものかと悩んでいたら、お隣のみなさんが美味しそうなものを食べている……。早速、同じものをオーダーします。酸菜肉絲(豚肉と酸っぱい白菜の炒め物)と小燒餅(パイ風のクレープ)。店員さんが開いて挟んで、食べやすいよう半分にカットしてくれます。酸菜肉絲は、結局は鍋の具材と同じものなのですが、また違った味わいでウマウマでした。ビールを2本とお茶を飲んで、3人で2,343元。
 
DATA
圍爐酸菜白肉火鍋/ ウェイルー
所在地:台北市仁愛路四段345巷4弄36号
電話番号:02-2731-3439
営業時間:11:30~14:00、17:30~21:30
定休日:旧正月
 

台北otonaグルメ02 夜市は、大人に優しい“こじんまり系”を狙う

台北最大の「士林夜市」から小規模な地元民のための夜市まで、ワクワクの夜市巡り。とは言え、大人になるとほどよい規模感で安心安全、しかもグルメな名店が多い夜市が落ち着きます。今回は、STAY先から歩ける「寧夏路夜市(ニンシャーイエシー)」へ。MRT雙連駅から徒歩7分、MRT中山駅から徒歩5分です。遊び過ぎて、地下街やフードコートがラストオーダー過ぎてしまったときも、夜市ならまだまだご飯が食べられました。ありがたく、2日連続で行きました。

真ん中あたりにある賑わいは、有名な餃子店。創業60年以上という「山東赤肉蒸餃」です。せっせと包み、どんどん蒸していくのですが、あっという間にはけていきます。テーブルで台湾ビールといっしょにいただきます! ホカホカ、モチモチの餃子にほっこり。醤油、ニンニク、辣醤があるのでお好みで。酸辣湯もありますが、そちらは味が薄くてイマイチでした。ピークの18:30~20:00を避けるとスムーズに着席できますが、凄腕の店員さんがサクサクとさばき、回転も超早いので、ちょっと並べば食べられますよ。
 
DATA
山東赤肉蒸餃
所在地:台北市大同區寧夏路050攤位
営業時間:17:00~23:30頃
定休日:不定休

夜市の片側には店舗が並び、店内で食事ができる店がいくつもあります。3月中旬の小雨はあまりに寒く、そのなかの1軒に避難することに。小皿料理店だったので、ちょこちょこつまみながら飲んでいたところ、ふと壁の張り紙をみると「持ち込みOK」とのこと。再び屋台に向かい、2品ほど買い足して、その店内でいただきました。
 
 
ただ、「寧夏路夜市」の人気グルメは、どこも今夜中には買うことができるのか? と思うほど長蛇の列。とくに有名な“カキオムレツ”は開店直後に行くか、根性がないと口にできそうになく、いまだ味わったことがない“憧れグルメ”です。以下は、次回の課題w
 
■カキオムレツ/圓環邊蚵仔煎
テイクアウトだけでなく、店内でいただくこともできます。店内待ちLINEが恐ろしいほど激混み。23時過ぎでもまだまだ並んでいました。
 
■タロ芋団子/劉芋仔蛋黃芋餅
ほくほくの揚げたてを狙いたい! けれど、寒くて待つことができなかった。いまとなっては後悔しきり。
 
■イカ焼き/餃子屋さんの近くにありますが店名不明。
キュウリが入っていない、シンプルなイカ焼き。小さな三角にカットしてあり、味もいろいろ迷うほど。

台北otonaグルメ03 やっぱり押さえておきたい“ビブグルマン系”

おなじみミシュランが毎年発表する「ビブグルマン」は、リーズナブルなグルメを選出。台湾は受賞店が多いことでも知られています。ここは牛肉麵が有名な「天下三絕」、2019年の受賞店です。お買い物でブラブラと街歩きをしていたところ、近くだったので予約なしで突撃訪問。相席でしたがすぐに入ることができました。

台湾のみなさんがこよなく愛する牛肉麺ですが、お店によって味付けというかレシピはかなり幅があるよう。こちらの「天下三絕」は、高級中華料理店になり、ワインと料理のマリアージュを楽しむようなお店。牛肉麺も洗練された澄んだ味わいが好評です。

普通の牛肉麺は290元。私がいただいたのは「極品牛B腱麺」480元。見た目や量は変わらず、牛肉の種類が違うみたい。店名にもある“三絶”とは、トマト、玉ねぎ、オーストラリア産牛スネ肉の3つを煮込んだスープが由来。醤油ベースで、すっきりあっさり、優しいコクがありました。辛いのが好きな人は、お好みで辣醤を入れて調節を。麺は3種類からセレクトでき、きしめんみたいな太麺、自家製の中太麺、卵入りの細い鶏蛋麺が。今回は、お店のイチオシである“自家製麺”にしました。つるつる、もちもちでのど越しも最高。牛肉は臭みがなく、ホロホロでボリュームがあるのにあっという間に完食。食後に小さな盃に梅酢ドリンクが出るのも、高級店っぽいサービスだなと。
 
DATA
天下三絕
所在地:台北市大安區仁愛路四段27巷3號
電話:02 2741 6299
営業時間:11:30~14:30, 17:30~20:30
定休日:不定休

text:MANAMI ARITA

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