1. トップ
  2. 恋愛
  3. 行き遅れ令嬢の恋の相手は隣国の王子!身に覚えのない婚約破棄から始まるノンストップ婚活ラブコメ【書評】

行き遅れ令嬢の恋の相手は隣国の王子!身に覚えのない婚約破棄から始まるノンストップ婚活ラブコメ【書評】

  • 2025.3.24

【漫画】本編を読む

『逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件』(ももよ万葉・三登いつき:原作、ながと牡蠣:漫画/スクウェア・エニックス)は、思いがけず超大物婚約者を釣り上げてしまった行き遅れ令嬢の婚活ラブコメを描いた大人気ラノベ原作のコミカライズだ。

“才能”を見いだされ、アンノヴァッツィ公爵家の跡取りとして育てられたマリーアだったが、弟が生まれたことで急遽跡取りの役目を降ろされ、婿を探せと命じられる。しかし目ぼしい貴族子息たちにはすでに相手がいる…。困ったマリーアは隣国のムーロ公国へ留学し、婚活に励むことになった。そこで遠縁の親戚アイーダの婚約者である第一王子レナートから、突然婚約破棄を宣言されてしまう。

最悪な出会いだったが、誤解が解けるにつれ急接近していく二人。素直で明るいマリーアに惹かれたレナートは彼女へ正式プロポーズ! 公爵家の跡取りとして育てられたマリーアは、令嬢として学ぶべき淑女の作法や礼儀を学ぶ機会がないまま、婚期を逃してしまった。しかし、思いがけず王子様を釣り上げてしまったのだ。

心の声がそのまま口に出てしまうため、隠し事ができないマリーア。しかし、人を不快にさせるようなことはせず、素直で人を疑うことを知らない。意地悪を言ってくる令嬢の言葉も跳ね返してしまうほどの天真爛漫さで周りを笑顔にしていく。同時にアンノヴァッツィ公爵家の特性を受け継いだヒロインの強さにぐいぐい引き込まれてしまう。行き遅れの上に不名誉極まりない令嬢となってもなお前向きな彼女の言動に笑いと勇気をもらえるはず!

周囲の人々の信頼を得ていくマリーアだが、立ちはだかるのは作法に厳しい王妃様。はたして王妃様の合格をもらうことはできるのか? どんな状況も乗り越えていく二人の微笑ましい婚約生活から目が離せない!

文=ネゴト / Ato Hiromi

元記事で読む
の記事をもっとみる