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小野大輔、“初座長”を務めた人気シリーズの新作に自信「きっとご満足いただけると思います」<黒執事-緑の魔女編->

  • 2025.3.23
小野大輔 撮影:永田正雄

【写真】「最初の時はギラギラしてて…」小野大輔、“初座長”当時を回顧して柔和な笑み

世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2025」が、3月23日に東京・東京ビッグサイトで開催され、GREENステージで行われた「アニメ『黒執事 -緑の魔女編-』AnimeJapan Special Stage」に声優の小野大輔(セバスチャン・ミカエリス役)、梶裕貴(フィニアン役)、加藤英美里(メイリン役)、東地宏樹(バルドロイ役)、寺島拓(スネーク役)の5人が登壇した。

シエルが「緑の魔女」と呼ばれる少女に関わっていく

「黒執事」は枢やな原作の人気コミックで、19世紀の英国を舞台に“女王の番犬”として裏社会の汚れ仕事を請け負う、名門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャン・ミカエリスと、その主人の少年シエル・ファントムハイヴの暗躍を描く。アニメシリーズ7作目となる「緑の魔女編」は、女王の命によりドイツで「人狼」の調査を行うことになったシエルが、「緑の魔女」と呼ばれる少女に関わっていく――という物語で、4月5日(土)よりTOKYO MXほかで放送開始、ディズニープラスなどでも配信される。

「『黒執事』のイベントは10年ぶりくらいなので、ファンの前に立ててうれしいです」と笑顔を見せた加藤は、「気合が入り過ぎてメイリンに寄せた衣装と髪形をやってもらって、眼鏡も家でかけている度入りの眼鏡を持ってきました」と披露すると、梶も「最初は17年前ですもんね、20代前半の時にやった役を40歳になる自分がやらせていただける喜びをかみ締めました」と振り返った。

そのまま全員そろってのアフレコは久しぶりという話になると、「僕ら“使用人ズ”は、セバスチャンがどこかに行く時は置いてかれちゃうので、『寄宿学校編』とかは出てこなかったんですよ。今回は帯同させてもらえたのでみんなでアフレコができて懐かしさはありましたね」と梶。

その言葉に共感した加藤が「マイク前の光景にすごく懐かしさを覚えました」と話すと、小野は17年たったことで変わったこともあると話し、「東地さんが健康の話をするんですよ、『ここの病院いいよ』とか」と言って笑わせる。今のような仲の良さは当時考えられなかったそうで、「最初の時はギラギラしてて爪痕残そうって考えてるから、他の人を見ている余裕がなかったのかもしれない」と回顧した。

梶「何としてもフィニアンの役は守り続けていきたい」

また、スネークの声を代弁するヘビたちについて、寺島のリアルタイムで言い変える技量を称賛する声が上がると、寺島は「みんなの前でやるの、すごくドキドキしてます」と本音を告白。

すると梶が、「よく出てくるヘビと1回くらいしか出てこなかったヘビがいるんですけど…」と話し始め、毎回現場に来る前にヘビの声をチェックしているという寺島が、自信満々にマイクの前に立つも違うと指摘されたことを暴露。その時は「うそだ!」と反抗していたエピソードが明かされると、「ヘビたちみんなファミリーなので、一人一人大事にしていかなきゃなと思って」と当時の心境を明かした。

最後に梶は「17年の時を経て原作はまだ続いていますが、還暦を迎えても声を出せるように、何としてもフィニアンの役は守り続けていきたい」と決意を新たにし、小野も「初めての座長を経験させていただいて、みんながいつも一緒に笑ってくれてそれが今につながっているんだなと思うととても感慨深いです」としみじみ。本作も力作になっていることを付け加え、「きっとご満足いただけると思います。それくらいのことができなくてどうしますか。あくまで執事ですから」とセバスチャンの決めぜりふにつなげて、イベントを締めくくった。

◆取材・文=永田正雄

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