【写真】役柄同様の深い友情を感じさせた吉柳咲良と高石あかりのランウェイ
3月22日・23日の2日間、東京・TBS赤坂BLITZスタジオにて開催されている「TBS AKASAKA COLLECTION produced by TGC」。23日の第1部は「御上先生最終回直前スペシャルステージ・隣徳学院文化祭」と題し、同日に最終回を迎える日曜劇場「御上先生」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系/※最終回は25分拡大)のキャスト陣総勢24人が登壇。イベントの模様をレポートする。
TBSとTGCが初コラボしたファッションとエンタメの祭典
東京を代表する10のエリアにて3月13日より開催中の「Tokyo Creative Salon」の一環として開催された同イベントは、TBSと2025年に開催20周年を迎える「TOKYO GIRLS COLLECTION(TGC)」がコラボ。“MANKAI AKASAKA”をテーマに、エンターテインメントとファッションを凝縮したスペシャルなステージが展開されている。
3月22日は、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」や、「王様のブランチ」「ラヴィット!」といった人気番組のスペシャルステージを開催。さらに、さまざまなアーティストが出演するライブイベントも行われた。ステージの模様はTVerにてライブ配信もされており、盛り上がりを見せている。
そんな中、「隣徳学院文化祭」には、松坂桃李演じる“官僚教師“”御上孝が担任を受け持つ隣徳学院3年2組の生徒役キャスト22人と、隣徳学院3年の学年主任・溝端保役の迫田孝也、御上の後輩である文部科学省官僚・津吹隼人役の櫻井海音が登壇。無事クランクアップした彼らが、最終回を目前にドラマの撮影秘話などを語った他、キャストによるファッションショーも行われた。
豊田裕大&山下幸輝のミスにクラスメートが苦言?
イベントのオープニングでは、椎葉春乃役の吉柳咲良、宮澤涼役の豊田裕大、千木良遥役の高石あかり、冬木竜一郎役の山下幸輝が役衣装である隣徳学院の制服姿で登場。
今回のイベントがこの衣装に袖を通す最後の機会となるが、吉柳は「もうここまで来たのかと。(放送が)始まってから1週間がものすごく早く感じて、『早く次が見たい!』となっていたので、今日でそれも終わりなのかと思うと寂しいです」と今の思いを。
高石は「9話で千木良遥の大きな新事実が明らかになって、それを千木良がどう進めていくのかを見守っていただけたらうれしいなと思います」と、この日に放送される最終回の見どころを交えてコメント。
そんな中、今回金髪姿で登場した山下は「(演じている)冬木って黒髪なんですけど、金髪になってるので『大丈夫かな?』ってソワソワしちゃって」と告白。それに対し豊田は「別人みたいだけど、めがねをかけてるから(役のイメージを)保ってる」とフォローした。
そして、豊田と山下がイベントのスタートを宣言することに。だが、言うべきせりふを忘れてしまった2人は手カンペを凝視しながら一言ずつ発声。そんな姿に、吉柳は「こんな大きな舞台だから普通なら覚えてきますけどね」と苦言を呈し、会場の笑いを誘った。
役柄とのギャップに大盛り上がりとなったランウェイ
オープニングトークが終わると、「隣徳学院SPECIAL FASHION SHOW」がスタート。まずは矢吹奈子、白倉碧空、藤本一輝、上坂樹里、渡辺色、夏生大湖、青山凌大、森愁斗の8人がランウェイを歩いていく。
劇中ではほぼ制服姿しか見せることのなかったキャスト陣は、春らしいアイテムをあしらった特徴的な衣装で登場。それぞれポーズ決めたり、手を振ったり、投げキッスしたり観客へアピールすると、そこかしこから黄色い歓声が上がった。
続けて、「Lazy Styles」のステージには安斉星来、山田健人、花岡すみれ、唐木俊輔、今井柊斗の5人が登場。モデルとしても活動する安斉がさすがのランウェイを披露する一方、山田と花岡は一緒に歩き、今井はぬいぐるみを手にポーズを決めたりと、思い思いの姿でアピールした。
そして、「Cath Kidston」のステージには永瀬莉子、芹澤雛梨、鈴川紗由、西本まりん、大塚萌香が登場。こちらも普段の制服姿とはギャップのある、ガーリーかつキュートなスタイリングで観客を沸かせていた。
最後に、オープニングで登場した吉柳&高石、豊田&山下がそれぞれ制服姿でランウェイを歩く一幕も。すると、トークブロックより登場する迫田と櫻井もランウェイに登場。ここぞとばかりにそろって“キメ顔”を見せた2人に、観客からは笑いが起きた。
生徒役キャストが10話の見どころを明かす
トークブロックでは、迫田と櫻井がMCとなり、生徒役キャストと「御上先生」の撮影秘話トークを展開していくことに。
最終回の撮影で印象に残ったシーンについて、豊田は「(生徒たちが)卒業した後集まるシーンがあるんですが、(生徒役として)卒業をもう一回経験できたのはお芝居をやっているからこそだなと思って。撮影のあったこの4カ月間は僕の中ではとても濃くて、(「御上先生」に関わる)全部を卒業するんだなと思ってすごく印象に残っています」と明かす。
山下は「千木良さんが教室の中で話すシーンは印象に残っています。本当に人間ドラマを見たような気持ちで、(演じる)冬木としても自分としても成長を感じたシーンになりました」と振り返った。
役柄上親友である吉柳と高石。関係性を意識しつつ演じたのか問われると、吉柳は「私はいつも愛を伝えているから、逆にどう思っていたのか聞いてみたいなと思って」と役柄としてコメント。
それに対し高石は「千木良は結構愛を注いでたつもりではありますけど、それは7話を見てくださった皆さんは理解してくださってるかなと思います。そういう部分で10話に反映されてところもありますから」と、最終回の見どころを踏まえて語った。
また、迫田も「これまで生徒の皆さんとの関わりは薄かったんだけど、10話では(3年2組の様子を)見るシーンがありまして。ちょっと溝端はキャラが変わってるかもしれません。もしかしたら、神様に見えるかもしれません。もしくは悪魔かもしれません。日曜劇場はいつも僕を悪者にするのよ(笑)」と、自虐を交えてアピールした。
白倉碧空の衝撃発言にキャスト陣も爆笑
続いて、撮影中のオフショットについての話題へ。まずはクラス全員と御上先生の写真。青山は「この写真を撮影した次の日に生徒役キャストが発表される日で、(神崎拓斗役の)奥平大兼くんが『せっかくだからみんなで写真を撮ろう』と提案してくれて撮った写真で」とコメント。
まだキャスト同士の仲が深まりきっていない時期の写真ということもあり、迫田は「川島くんと奥平くんの間ちょっと空いてるもんね」と生徒同士のよそよそしい雰囲気をイジる一幕も。それに対し川島は「ちゃんとパーソナル(ディスタンス)をしっかり取って(笑)」と上手い返しを見せた。
さらに青山は、「急に写真を撮るとなったので、制服を着ていない人がいるかも…」と暴露。全身のうち顔の半分しか映っていないことを指摘された吉柳は、「写真を撮ろうよとなった時は、(撮影が終わった後だったので)全部着替えていて、ジャケットだけ羽織ったんですけどみんなが『隠せ隠せ!』ってやってくれて。全部隠れました」と舞台裏を明かした。
すると白倉も「実は私も下履いてなくて…」とまさかのコメントを放ち、キャスト陣を爆笑させる場面も。続けて「下は履いてるんですけど(笑)、(制服ではなく)ズボンを履いていて。本当は(吉柳)咲良ちゃんと一緒に私服で出るつもりだったんですけど、日和ってしまって…」(白倉)と打ち明け、吉柳に謝罪していた。
高石あかり、撮影現場での“チート行為”を懺悔
2枚目の写真は、東雲役の上坂と千木良役の高石が一緒に飲み物を飲んでいるツーショット。上坂はこの写真について「東雲としての大事なシーンの撮影の合間で、目がちょっとだけ腫れているんです。そのブレークタイムで、千木良(高石)さんが一緒に休憩してくれているという写真です」と説明。
そんな中、イベントMCの日比麻音子アナがスタッフからのエピソードを紹介。「よく教室にいた上坂と高石は、スタッフのカット割りの打ち合わせにも参加していた」と明かされると、高石はなぜか「あんまり知られたくないエピソードではありましたけども…」と焦った様子を見せる。
高石は「撮影現場があまり気軽にご飯を食べに行ける場所ではなかったので、出前を頼みたかったんです。それで『カット割り、あと3カットだ。そろそろ呼べるんじゃないか』、そんなことをさせていただいていました」と、出前を呼ぶために残りのカット数を確認していたことを白状する。
そんな高石の告白に、森は「(撮影現場に)あるものじゃない、どこから買ってきたのかと思うものを2人がよく食べてたので、そういうことだったんですね」と、このタイミングで現場で湧いた疑問が解決し驚いていた。
Takaの抱きしめたカバンに触れて“間接Taka”を堪能
3枚目は、ドラマの主題歌“Puppets Can't Control You”を手掛けるONE OK ROCK・Takaが撮影現場を訪問した際の集合写真。ONE OK ROCKの起用はキャスト陣にも放送まで伏せられていたそうで、第1話の放送時に生徒役キャストが大興奮する様子はスタッフのSNSでも公開されていた。
現場にTakaが来た際の様子について、白倉は「何も知らされていない状態で、急にスタッフさんが『サプライズゲストが来てます』って言われて、誰だろうと思っていたら(Takaが来て)、ざわめきどころかみんな立ち上がって(驚いていた)。震えて前に出れなかった人もいて」と告白。
森は「本当にONE OK ROCKさんのファンで、言葉が出ないっていうのはこのことだなって思いました。昔から聞いていたので、OAで見た時もそうだし、教室に遊びに来てくださって素敵な言葉を仰ってくれた時も、『うわぁ~!』って感じでした」と万感の面持ち。
また、豊田は写真の中でカバンを掲げていたが、「これはTakaさんが抱きしめてくれたカバンです。僕のカバンに付いているチャームがONE OK ROCKさんのチャームで、それが伏線になっていたんですけど、僕はまったく気づかず。それでTakaさんから『抱きしめたよ』と伺ったので持って(写真に収まった)」と、そこに至る流れを説明。
Takaが触れたカバンは他の生徒たちにとっても神聖なものとなったようで、「他の人も抱きしめてました」「そうなったら抱きしめるよ」という声も。キャスト一同で“間接Taka”を味わっていたことも明かされた。
豊田裕大が謎の占い結果を告白
続いてのブロックは「御上クラスランキングトーク」と題し、卒業アルバムによくある“クラス内ランキング”よろしくさまざまなテーマでランキングを発表。生徒役キャストへのアンケートにより、キャスト陣の素顔を掘り下げていく。
まず、「御上クラスのアイドルは誰?」というテーマでは、3位が永瀬莉子、2位が山下幸輝、1位が上坂樹里という結果に。上坂は「びっくりしてます。まさか」という反応だったが、投票した安斉は「文句なしじゃないですか。皆さん見ればわかりますよね?」と訴え、観客からも納得といった反応が。
続いて「御上クラスで一番運動神経が良さそうなのは誰?」というテーマでは、3位が森愁斗、1位が同率で豊田裕大、夏生大湖という結果に。
豊田は「僕はバスケットボールずっとやってたのでそれ(が選ばれた理由)かなと思うのと、あとは椎の葉(※吉柳演じる椎葉の祖父母が営む店)に行った時、そこのお店を実際にやられている方が占いをしれくれて。その時に『将来運動神経がめちゃくちゃいい子を授かる』って言われて。それで選ばれたのかなと思います」と、謎の撮影現場エピソードと併せて語った。
一方、夏生は「僕は(森)愁斗くんと一緒に赤坂マラソン走ったんですけど、僕よりも(森の方が)圧倒的に速いので、大丈夫かな…」と、3位となった森に対して謙遜しながら感想を。
「御上クラスで絶対卒業式で泣きそうなのは誰?」というテーマでは、3位が夏生大湖、2位が吉柳咲良、1位が唐木俊輔という結果に。唐木は「絶対言われると思ってました。今回の期間中、家帰ってからも含めると毎週泣いてました。もう終わっちゃうんだなと思って…」と、残りの撮影が少なくなることが寂しくて泣いてしまうという可愛らしい一面を明かした。
そして「御上クラスで先生に一番怒られそうな人は誰?」というテーマでは、3位が山田健人、2位が窪塚愛流、1位が藤本一輝という結果に。藤本は「いたって真面目ですけど…」と驚いた様子を見せるが、迫田からは「顔がもうふざけてるよ」とツッコミが飛び、観客からも笑いが。
その後も藤本は「記憶にはないですね。何もやってないので…」とシラを切り続けるが、藤本に投票した今井は「先生方にも怒りやすい生徒、怒りたくなる生徒ってきっといると思うんです。『先生方から愛されてるランキング』だと思うので、この順位が羨ましいです」ときれいにまとめていた。
キャストが語った最後のメッセージ
予定時間をオーバーするほどの大盛り上がりとなった同イベント。最後に、キャスト陣がそれぞれ最終回の見どころなどを交えてメッセージを。
安斉は、「なんと本日は(普段の放送尺に)収まりきらなかったということで、監督ががんばって25分拡大してくださっています。それくらい詰め込んでいるので、皆さん最後まで見届けてください!」とコメント。
永瀬は「私たち3年2組は、『隣徳学院始業式』というイベントから始まって、こうしてまた今日も『隣徳学院文化祭』というイベントをすることができて本当に幸せです。今日は夜9:00から放送がありますので、そちらもぜひぜひご覧ください!」と訴えた。
迫田は「約4カ月間、僕たちみんなで作り上げてきた物語を最後皆さんで見届けてください!」と語り、櫻井は「本当に楽しい時間をありがとうございました。こんなに素敵なキャストの皆さんとまたお会いできるように頑張って行こうと思います」とイベントを総括。
吉柳は「1話から御上先生と一緒に生徒のみんなが“考える”という主体的に頑張ってきたことが、最後どう終わっていくのかというのを、みんなで見守っていただけたらと思います」とアピール。
そして、高石は「予告映像にもある隣徳学院をみんなで通り抜けていくシーンは、みんながどういう心持ちで歩いていくのか、一緒にリアルタイムで見ていただければと思います」と明かし、イベントを締めくくった。