1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 離婚宣告された夫「俺にもうチャンスはないのか?」妻の返答に焦る夫、反論するも<モラ夫から脱却>

離婚宣告された夫「俺にもうチャンスはないのか?」妻の返答に焦る夫、反論するも<モラ夫から脱却>

  • 2025.3.23

桜井カスミさんは専業主婦。夫・アキトさん、幼稚園へ通う娘・モモナちゃんと3人で暮らしています。とてもやさしく紳士的だった夫は、結婚後にモラハラ化。家事も育児も丸投げし、夜には無理やり行為に及び、カスミさんは毎日我慢を強いられる生活を送っていましたが、夫がモモナちゃんにけがをさせたことで限界がきて、家を出ました。

モラハラのカウンセリングを受けた夫は、謝罪の手紙を送付。カスミさんは週末のみ自宅へ戻り、関係改善の兆しがありましたが、浮気を疑った夫の罵倒と暴力を受け、再び家を出ました。

自分を毒親だと認識した夫は、精神科を受診して自分自身を見つめ直します。一方、離婚の意思を固めたカスミさんは、夫に離婚届を送り、話し合いを求めました。

2人の話し合いが始まると、カスミさんはすぐさま離婚届を受けとります。別れたくない夫は態度を一変し、カスミさんを責める暴言を吐き始めました。

「私と娘の将来に、あなたは必要ない」

カスミさんにそう言われてしまいます。なんとか離婚を回避したい夫は……?

育児に対する価値観の相違

※蔑ろ(ないがしろ)

「子育ては2人の親がいてこそだろ!」

夫はカスミさんに意見します。

しかし、実際には夫の育児は上辺だけで、ほとんど関与していませんでした。

「専業主婦だからって蔑ろにして、おいしいところだけ切り取って、やってる感を出すのは違うんじゃないかな」

「そもそも、『してあげてる』って思ってる時点で、父親としての自覚が足りないよ」

核心を突かれた夫は、カスミさんの主張に反論する余地もなく、苛立ちを募らせるのでした。

育児は専業主婦であるカスミさんがするもの。自分は外でお金を稼ぐだけでいい。夫にはそんな認識があったのでしょう。一方、カスミさんは父親なら育児に関わるのが当然と考えているようです。

異なる家庭環境で育った2人であれば、どんな夫婦も価値観の違いが生じることはあるでしょう。違和感や不満を感じた時に話し合っておく必要があったのかもしれませんが、かつてのカスミさんはモラハラ夫に恐怖支配されていて、それができる状況にありませんでした。自分の意見をしっかり夫に伝えられている今の状況は、カスミさんにとっては好転していると言えそうです。


著者:マンガ家・イラストレーター しろみ

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる