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関水渚と藤原紀香が相次いで見せた圧巻の独白シーンから衝撃ラストへ<家政婦クロミは腐った家族を許さない>

  • 2025.3.22
翠(藤原紀香)を抱きしめるクロミ(関水渚) (C)「家政婦クロミは腐った家族を許さない」製作委員会

【写真】血まみれの千翠(阿久津仁愛)

関水渚が主演を務めるドラマ24「家政婦クロミは腐った家族を許さない」(毎週金曜夜0:12-0:42ほか、テレ東系/Lemino・TVerほかにて配信)の第11話が3月21日に放送された。崩壊する灰原家。クロミ(関水)と翠(藤原紀香)が見応えある二人きりのシーンを見せた。(以下、ネタバレを含みます)

最恐家政婦によるファミリー・パニックホラー

同ドラマは、きづきあきら+サトウナンキの同名漫画が原作。「理想の家族」を追い求め、常識も倫理も超えた危険な手段も辞さない最恐家政婦・黒見白華(くろみきよか)=クロミが引き起こすファミリー・パニックホラー。

関水演じるクロミが従事する灰原家のキャストとして、美容機器メーカーを立ち上げた敏腕社長・翠を藤原紀香、その夫・蒼太を高橋光臣、長男・千翠を阿久津仁愛、長女・緋莉を大熊杏優が扮(ふん)する。

翠の独白「弱い自分を葬り去ったの!」

千翠が蒼太を刺したことを知った翠は、クロミを監禁していた地下室に逃げ込んだ。緋莉を心配する翠に、緋莉が千翠に暴行されたときに何もしなかったことを指摘するクロミ。

翠が「私は会社、この家を守る必要があったの」と訴えると、クロミは「守りたかったのは、それだけですか?」と追及し、翠が地下室に隠していた整形前の写真を取り出した。

翠は、胸の内を明かしていく。生まれてからずっと貧しく、将来に希望を持つことがなかった翠。そんな中で元夫の一馬(丸山智己)からプロポーズされて喜んだが、一馬に暴力と言葉で支配されてしまった。

そこから抜け出すため、整形をすると共に「弱い自分を葬り去ったの!」と言う。そして「尊敬される地位と仕事、充実した毎日を送る、ゆとりと幸福、そして誰もがうらやむ、すてきな家族を。全てを一から築き上げたのに、どうしてこんなことになっちゃったのよ…」と嘆いた。

約2分55秒に及ぶ翠の独白と悲しい叫びに見入った。

クロミ「ご家族の問題にケリをつけてください」

続けて、クロミが話し始めた。

翠がたびたび地下室にこもっていたことに気付いていたクロミ。「みじめな昔を思い出し、強くあらねばと自分を奮い立たせておられたのでしょう。しかし、顔を変え、弱さを消し去ったおつもりでも、実は奥さまの心はまだまだ弱いままだったのです」と語る。

翠が否定すると、「いいえ。このことは奥さまご自身が一番分かっていらっしゃるはずです。社長や整形というよろいを脱ぎ捨てれば、昔のままの弱いご自分だということを。奥さまが苦労してお作りになった家族、この家族は腐ってます」と告げた。

そして「奥さま、今こそ弱さを克服し、本当に強くなられるときです。ご家族の問題にケリをつけてください」と、恐ろしさをはらんだ言葉とうらはらに優しくほほえんだ。

翠の独白からクロミが「奥さまならできます」と翠の背中を押すまで約10分。地下室という暗闇の中で、関水渚と藤原紀香の圧巻の二人芝居が繰り広げられた。

クロミが「いよいよ、ご家族の終焉(しゅうえん)のときです。どうか素晴らしい審判がくだされますように」と祈る中で、千翠の元へ向かった翠が静かに包丁を手にしたラスト。ところが、驚きの展開が待っていた。クロミが手にかけたと思われていた一馬が姿を現したのだ。

SNSには「みなさん怪演」「震えが止まらない」「すごい展開」「ドキドキした」「すごいことになってる」などの反響があった。

次回、3月28日(金)の放送が最終回となる。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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