【写真】奥平大兼“神崎”は、隣徳学院の不正を報じることに伴う“責任”について考えていく
松坂桃李が主演を務める日曜劇場「御上先生」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系/※最終回は夜9:00-10:19)の最終回が、3月23日(日)に放送される。
日本教育にはびこる腐った権力に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”
本作は、とある高校を舞台に権力争いや国の思惑、大人社会の要素を入れ込んだ学園ドラマ。官僚派遣制度によって私立高校への出向が命じられた東大卒のエリート文科省官僚・御上孝(松坂)が、令和の時代を生きる18歳の高校生たちを導きながら、権力に立ち向かっていく姿を描く。
学園ドラマではありながらも、子供が生きる「学校」と大人がもがく「省庁」という、一見別次元にある二つの現場を中心に物語が展開。制度を作る側の官僚では変えられない現状に対し、御上は学校から声を上げ、制度の内部から日本の教育をぶっ壊そうとする。
未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実に、一人の“官僚教師”と令和の高校生たちが共に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”。教育のあるべき真の姿を描いた、これまでとは一線を画した新たな学園ドラマとなっている。
脇を固める俳優陣と総勢29人の生徒役キャスト
主人公である官僚教師・御上孝を松坂が演じるほか、御上が担任を務める隣徳学院3年2組の副担任・是枝文香役を吉岡里帆、御上の同期である文科省官僚・槙野恭介役を岡田将生、御上の上司である文科省総合教育政策局局長・塚田幸村役を及川光博、ある出来事がきっかけに隣徳学院を去った元教師・冴島悠子役を常盤貴子、隣徳学院理事長・古代真秀役を北村一輝が務める。
さらに、隣徳学院3年2組の生徒役を務めるのは、オーディションで選ばれた若手俳優29人。報道部の部長でクラスのカリスマ的存在・神崎拓斗役の奥平大兼の他、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉柳咲良、豊田裕大、上坂樹里、高石あかり、八村倫太郎、山下幸輝、夏生大湖、影山優佳、永瀬莉子らキャストが出演する。
日曜劇場「御上先生」最終回 あらすじ
最終回では――
御上(松坂桃李)たちが集めた情報と、“ヤマトタケル”こと槙野(岡田将生)が官僚の立場から集めてきた情報を合わせ、隣徳学院と霞が関と永田町をつなぐ不正の証拠が出そろう。だが、その不正には千木良(高石あかり)が巻き込まれていた。
それを知った神崎は、すべてを明らかにする前に学校で千木良と話をすることに。そして御上は、大人たちが自分たちの利権欲しさに踏み躙ってきた子供たちの未来を取り戻すべく、生徒たちと考え、立ち向かっていく。
迎えた卒業の日、御上は生徒たちに最後の授業をする。3年2組を待ち受けるのは、未来の光か、それとも…。
――という物語が描かれる。
予告映像にも注目!
番組公式HPや公式Xなどで見ることができる「仲間」と題された予告動画では、神崎が学校で千木良と話をするシーンでスタート。そこで千木良は「私、わかってた。自分がズルして隣徳入ったんだって」と打ち明ける。
そんな千木良に、「すごく、残酷なことしてるっていうのはわかってる」と語る神崎、さらには「自分を受け入れられず苦しんでる」と慮る一色の言葉も。それらに対する返答のように、「家族を売ってるっていう罪悪感で…消えて無くなりたい」と正直な思いを吐露する千木良の姿が印象的だ。
そして映像は、「自分の人生を投げ売ってでも、外に出さなければいけないと考えていた事実が、ここにある」(御上)、「一緒に考えたいんだよ」(神崎)という言葉から、千木良の「御上先生が来てから、どんどん変わっていくクラスを、もう少し、もう少しだけって…」というせりふで幕を閉じる。
果たして御上たちは、どのようにして隣徳学院、霞が関、永田町による不正の全貌を詳らかにしていくのか。そして、不正入学が明らかになった千木良はどうなってしまうのか。いよいよ卒業を迎える3年2組の生徒たちが、最後に御上とどんなことを「考えて」いくのかも見どころだ。
なお、今回は最終回SPとして25分拡大にて放送される。